「クビにしたのは狂ったチェルシーだけ…」モウリーニョ解任に反対の元ユナイテッドDFは宿敵を批判!

2018年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チェルシーでは誰もが少しだけ早く死ぬ」

モウリーニョ(左)の早期解任に反対するG・ネビル(右)はユナイテッドの宿敵を引き合いに持論を展開した。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは、現地8月27日に行なわれたプレミアリーグ第3節で、トッテナムにホームで0-3と敗れた。前節に続く黒星で連敗を喫したユナイテッドは、1992-93シーズン以来となる開幕3戦2敗という苦しい出だしとなった。

 当然、ポルトガル人監督ジョゼ・モウリーニョの立場はますます厳しくなっている。だが、クラブOBのギャリー・ネビルは、昨シーズン途中にクラブが契約を延長した指揮官をシーズン中に解任すべきではないと主張した。

 G・ネビルは、自身が解説者を任されている英衛星放送『Sky Sports』の番組内で、「時代が違うことや、困難や挑戦があるのは受け入れる。だが、私は正直、わずか7、8か月前にエド・ウッドワード(CEO)が新契約を結んだのなら、最後までモウリーニョが仕事すべきという立場だ」と持論を展開した。

「今はユナイテッドにとって危機に備える時だ。そして、モウリーニョとウッドワードは問題があるなら自分たちで解決すべきだ。残されたシーズンに向けて適切なチームとしなければいけないんだ。クラブはどんな個人よりも大きいからね。内部対立や政治闘争している場合じゃない。彼らは自分たちで解決すべきだ」

 さらにG・ネビルは、「彼はインテルやポルトで契約を全うした。マドリーでもね」と、シーズン途中にモウリーニョ監督を解任したのがチェルシーだけだと厳しく指摘している。

「解任されたのはチェルシー時代だけだ。そして、チェルシーは狂ったクラブだ。チェルシーでは誰もが少し早くに死ぬ。そういうタイプのクラブなんだ。モウリーニョはマドリーで苦しんだが、契約を最後まで終えた。私はシーズン中に(解任が)あるとは思わない」

 そして、G・ネビルは「監督交代を叫び始めるには、まだ早すぎる。開幕して3試合だ」と続けた。

「モウリーニョには今シーズンを全うさせなければいけない。そして、彼がうまくやったら、来シーズンも彼でいくべきだ。契約が終わるまでね」

 監督として1つのクラブで4シーズンを戦いきったことがないモウリーニョ。クラブを取り仕切るウッドワードCEOとの対立報道も絶えないが、ユナイテッドで今シーズンの終わりまで指揮を執ることができるだろうか。
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