ジダンが監督だったらマドリーに行ってた!? アザール父が息子の去就に注目発言「何が起きたかは言えない」

2018年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

アザール、今後のマドリー行きの可能性は?

サッリ政権下のチェルシーでも絶対的な存在となっているアザールは、今夏にマドリーへ行くことはないようだが……。 (C) Getty Images

 今夏も多くの話題を振りまいた欧州主要リーグの移籍市場は8月31日でクローズする。

 レアル・マドリーから移籍金1億1700万ユーロ(約153億円)でユベントスに移籍したクリスチアーノ・ロナウドや、GK史上最高額となる7250万ユーロ(約95億円)でローマからリバプールへ加入したアリソンなど、今夏も名手たちの移籍が相次いだ。

 そんななか、動向が注目されたベルギー代表MFのエデン・アザールはチェルシー残留を決めている。先のロシアW杯で母国を3位入賞に導く活躍を見せるなど、メガクラブ垂涎の存在であった男は、C・ロナウドを失ったマドリー行きが何度も報じられていた。

 しかし、現地8月18日にフランス・メディア『RMC』に対し、「色んなことが言われているね。だけど、全部ナンセンスだよ。今、僕は幸せだし、今シーズンに出ていくことはないだろう」と、アザールが自ら残留を明言。移籍話は事実上消滅となっていた。

 そんなアザールの去就動向について、気になる発言をした人物がいる。実父であるティエリ氏だ。ベルギー紙『Hiet Niewuwsblad』の取材に応じた同氏は、「違う物語が描かれていた可能性もあった」として、今夏のマドリー移籍が実現しなかった理由を明かしている。

「ジダンがマドリーで指揮を続けていたら、物語は変わっていたかもしれないね。だけど、彼にはクラブを去る理由があった。何が起きたのか、私は言うことはできない。もしかしたら、マドリーには若手にチャンスを与える方針があるのかもしれないからね」

 さらにティエリ氏は、今夏のチェルシー退団がなくなったことを認めたうえで、「エデンは来夏にはチェルシーとの契約が1年となるから、マドリー行きの可能性はあるかもしれないよ。待ってみようじゃないか」と来シーズン以降の去就についてはいまだ不透明であることを仄めかしている。

 アザールはチェルシーと2020年6月までの契約を結んでおり、クラブからは1年の延長オファーを提示されているとも報じられている。しかし、いまだ当人はサインをしていない。この状況が続くようであれば、ベルギー代表MFを取り巻く喧騒は、しばらく続くかもしれない。
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