「なぜここにいるのか分からなくなる…」モウリーニョ、補強に関する質問をぶつけた記者を皮肉る

2018年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

サポーターには満足感を示す

解任説も囁かれるモウリーニョは、トッテナム戦の前に開かれた会見でメディアに対しての自身の意見を述べた。 (C) Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドは8月27日に行なわれるプレミアリーグ第3節で、難敵トッテナムと対戦する。前節のブライトン戦でよもやの黒星を喫したチームにとっては、巻き返しが求められる一戦だ。

 ポルトガル人監督のジョゼ・モウリーニョは、不甲斐ない試合となったブライトン戦でチームを支えてくれたサポーターを称賛。そしてそれは、「自分ではなくチームにとって大切なことだ」と述べた。英紙『Telegraph』によると、指揮官は、「(開幕戦とブライトン戦の)2試合におけるサポーターはファンタスティックだった」と話している。

「私ではなく、チームにとって大切だった。大事なのは唯一それだけだ。私はこれまでのキャリアを通じ、自分のことを考えたり、自分勝手だったことはない。私は常にクラブの人間だった。それが私だ。

 サポーターがチームを支えてくれると、私は本当に嬉しい。レスター戦では普通のことだった。チームは良いプレーで勝っていたからだ。プレーが良くなくて負けたブライトン戦で支えてくれたのは、素晴らしい気持ちにさせてくれる。選手たちもそれを感じ、全力を尽くす準備をしている」
 ただ、自身が望んだ補強をクラブが実現できず、モウリーニョが戦力に不満を抱いていることは確かだ。記者から「戦力に満足しているか?」と問われた指揮官は、「その答えをあなたは知っているはずだ」と返答している。

「答える必要がない。どうして私はこの場(会見)にいるのか分からなくなる時がある。それは君たちはすべて知っているからだ。一週間を通じて、君たちはすべてを知っているかのように見せて、私がここに来ると質問をしてくる。少し不思議な感じだよ」

 開幕からわずか2試合で不穏な空気に包まれ、モウリーニョの進退問題や選手・クラブとの確執が騒がれているユナイテッド。「ファンタスティック」なサポーターに報いるべく、チームはトッテナム戦で流れを変えられるだろうか。
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