ベルギーの豊川雄太、所属するオイペンの今季初勝利に貢献! ロッカールームでは”勝利の歌”を熱唱

2018年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「豊川の仕掛けがチームを度々救った」と地元紙。

自身のゴールはなかったものの、決勝点となったゴールの起点となった豊川。開幕後から5試合連続でスタメン出場しており、チームからの信頼も厚い。 (C) Getty Images

 ベルギーのジュピラーリーグ第5節が8月25日(現地時間)に行なわれ、豊川雄太が所属するオイペンはアウェーでムスクロンと対戦し、1-0で勝利。開幕5戦目にして初勝利を挙げた。

 豊川はスタメン出場し、75分までプレー。決勝点となった先制ゴールの起点になるなど、今シーズン初勝利に大きく貢献した。

 オイペンは昨シーズン、豊川の活躍などもありギリギリのところで残留を決めた。飛躍をめざす今シーズンへの意気込みは相当なものだったが、開幕戦では5失点を喫して敗北。その後、4試合連続で負けを記録し、前節のヘント戦では豊川の今季初ゴールで先制しながらも、2-3で競り負けていた。

 そのような状況で迎えたムスクロン戦、決勝点となった先制ゴールは29分に生まれた。

 ペナルティーエリアの左サイドに走り込んだ味方からの折り返しに、豊川が右足でダイレクトシュート。これは相手GKの鋭い反応に阻まれたが、その弾いたボールをゴール前に走り込んでいたDFシェイク・ケイタが左足のアウトで蹴りこんだ。
 
 オイペンはこの1点を守り切り、敵地でムスクロンに1-0で勝利。初の勝点3を獲得し、順位も最下位から暫定15位に浮上した。

 豊川については、地元のベルギーメディアも高く評価しており、ベルギー全国紙の『HLN』は、「豊川の仕掛けがチームを度々救った」と報じている。ニュースメディア「GRENZECHO」も、「豊川のシュートが跳ね返されたところを、ケイタが押し込んだ。阻まれたシュートは致し方なかったが、誰も気を抜くことのない、隙間のないゴールだった」と、豊川の攻撃に対する姿勢を高く評価した。

 5試合目の初勝利に、オイペンの選手たちは歓喜に沸く。クラブの公式SNSは試合後、ロッカールームの様子を映した動画を投稿。豊川を含むオイペンの選手たちは、興奮冷めやらぬ様子でデスクを叩きながら、勝利の歌を高らかに合掌している。

 オイペンの次節は9月2日(現地時間)、ホームで強豪スタンダール・リエージュと対戦する。勝利の歌は再び、響き渡るだろうか。
 

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