【ラ・リーガ展望|アラベス×ベティス】開幕戦で好パフォーマンスの乾貴士は先発出場が濃厚。今季初勝利なるか?

2018年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

乾にとっては、セビージャ・ダービー前の重要なアピールの場。

故障者/アラベス=R・エリー(DF)、ピナ(MF) ベティス=なし
出場停止/アラベス=なし ベティス=なし

リーガ・エスパニョーラ2節
アラベス対ベティス
8月25日(土)18:15キックオフ(日本時間8月26日3:15)/メンディソローツァ(アラベス)

アラベス
1節の結果:×0-3 バルセロナ

(昨シーズンの最終成績:14位 勝点47 15勝2分け21敗 40得点・50失点)

ベティス
1節の結果:×0-3 レバンテ
昨シーズンの最終成績:6位 勝点60 18勝6分け14敗 60得点・61失点)

 開幕戦をともに0-3で落とし、1節を終えたところとはいえ、スタンディングの底辺に沈むアラベスとベティス。ここから巻き返しの第一歩を踏み出すのは、はたしてどちらのチームか――。
 
 両チームの戦力から判断するかぎり、おそらく試合はベティスが攻めてアラベスが守る展開になるだろう。

 アラベスは前節、王者バルセロナの猛攻を64分までゼロに抑えた。最終的にはリオネル・メッシの2ゴールなど、計3失点を浴びて敗れたが、守護神のフェルナンド・パチェコやボランチのマヌ・ガルシアを中心とした堅守は今シーズンも健在。かつてバルサなどでCBとしてプレーしたアベラルド監督の守備戦術は、確実に浸透しつつある。

 対するベティスは、乾貴士のスタメン出場が有力だ。前節のレバンテ戦では、途中出場ながら積極的な仕掛けを繰り返し、前線でチャンスを創出。その存在感は、スタメンで出場したアルジェリア代表MF、リャド・ブデブズを凌駕していた。3節にはチームにとっての大一番、セビージャ・ダービー(セビージャ戦)が控えているだけに、ここで力強くアピールしておきたいところだ。

 今シーズンの初勝利を狙うベティスに求められるのは、前節でレバンテ相手にカウンターから3失点を食らった守備陣の整備。3バックの中央に陣取るマルク・バルトラの裏のスペースを突かれるケースが多かっただけに、キケ・セティエン監督がその部分をどう修正してくるか注目したい。
 
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