思わず手が出て…鹿島、終盤にハンドでPKを献上し、磐田と痛恨のドロー

2018年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

犬飼のゴールで先制し、終盤までリードしていたが…

鹿島のセルジーニョはカウンターでゴールを狙ったが、右足のシュートは大井に弾かれた。写真:徳原隆元

[J1リーグ24節]鹿島1-1磐田/8月24日/カシマ

 J1リーグ24節の鹿島アントラーズ対ジュビロ磐田が24日、県立カシマサッカースタジアムで行なわれ、1-1の引き分けに終わった。
 
 試合は立ち上がりから一進一退の展開が続いた。鹿島は13分にカウンターからセルジーニョがチャンスを迎えたが、大井健太郎のブロックにあってゴールには至らない。一方の磐田は18分に川又のフリックから大久保嘉人が決定機を迎えるも、シュートは枠を外れた。その後はお互いにパスミスを頻発し、目立ったチャンスを作れないまま前半を終えた。
 
 後半は鹿島が攻撃のテンポを上げ、56分に投入された安西幸輝がアクセントになって主に左サイドを攻略する。そうした流れで獲得した71分の左CKから、永木亮太のクロスを犬飼智也が押し込んで鹿島が先制。1点リードしたホームチームは、カウンターを軸に追加点のチャンスをうかがい、79分にはレオ・シルバが中盤でボールを奪って一気にドリブルで持ち上がり、最後は鈴木優磨がシュートを放ったが、2点目をモノにできない。
 
 すると、このピンチをしのいだ磐田が執念を見せる。アディショナルタイムに突入した90+1分、小川大貴のクロスが安西のハンドを誘ってPKを獲得すると、これを大久保が中央へ決めて同点に追いついた。試合はそのまま1-1で終了。鹿島は目前に迫っていた勝利を逃し、磐田は土壇場で勝点1を確保した。

【鹿島 1-1 磐田 PHOTO】ATに大久保がPKで得点。鹿島はほぼ手中にしていた勝利を逃がす
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