今夏は例年以上の盛り上がりを見せたJリーグの移籍マーケット。８月17日に夏の移籍市場が閉じるまでに様々な選手が新天地を求めた。

　記憶に新しいのはバルセロナ（スペイン）から神戸にやってきた元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ、アトレティコ・マドリー（スペイン）から鳥栖に加わったフェルナンド・トーレス。ふたりは言わずと知れた欧州を代表する名手で、電撃加入には多くの人が驚いた。

　国内でも大久保嘉人が川崎から磐田へ移籍。今季から鹿島で10番を背負っていた金崎夢生も鳥栖に新天地を求め、早速攻撃の核として活躍を見せている。

　また、17歳の久保建英がFC東京から横浜へ期限付き移籍したのは、今夏の移籍市場で大きなトピックとなった。23日の天皇杯４回戦・仙台戦で移籍後初出場を先発で飾り、１アシストを記録。チームを勝利に導くことはできなかったが、新天地でもその才能を如何なく発揮している。
 
　他クラブからの獲得は前述の通り、８月17日で終了しているが、選手登録の期限は９月14日まで。そのため、無所属の選手などがここから加わる可能性もある。

　実際に大宮は22日に横浜との契約を解除したダビド・バブンスキーを獲得した。登録最終日まで約３週間。ここからさらに動きがあるのか注目が集まるが、まずは現時点の移籍動向を一挙に紹介する。
 
【J１移籍動向一覧】
※１＝レンタル移籍　※２＝レンタル復帰　※３＝レンタル終了　（　）内は年齢
■コンサドーレ札幌
【OUT】
MF　横山知伸(33) →熊本※１
MF　ジュリーニョ(32) →山口※１
 
■ベガルタ仙台
【IN】
FW　ハーフナー・マイク(31) ←神戸※１
FW　ラファエルソン(21) ←ECヴィトーリア（ブラジル）
MF　矢島慎也(24) ←G大阪※１
【OUT】
MF　金久保順(31) →京都
MF　庄司悦大(28) →京都※１
 
■鹿島アントラーズ
【IN】
DF　チョン・スンヒョン(24) ←鳥栖
MF　セルジーニョ(23) ←サントスFC（ブラジル）
【OUT】
DF　植田直通(23) →セルクル・ブルージュ（ベルギー）
FW　ペドロ・ジュニオール(31) →武漢卓爾（中国）※１
FW　金崎夢生(29) →鳥栖
 

■浦和レッズ
【IN】
DF　茂木力也(21) ←山形※２
FW　ファブリシオ(28) ←ポルティモネンセ（ポルトガル）
【OUT】
DF　遠藤　航(25) →シント＝トロイデン（ベルギー）
 
■柏レイソル
【IN】
DF　ナタン・ヒベイロ(28) ←フルミネンセ（ブラジル）※１
DF　高木利弥(25) ←千葉
FW　オルンガ(24) ←貴州智誠（中国）
【OUT】
DF　ユン・ソギョン(28) →FCソウル（韓国）※１
DF　今井智基(27) →松本
DF　中谷進之介(22) →名古屋
FW　ハモン・ロペス(28) →未定
 
■FC東京
【IN】
DF　丹羽大輝(32) ←広島
FW　リンス(30) ←甲府※１
【OUT】
DF　吉本一謙(30) →福岡※１
DF　丸山祐市(29) →名古屋
MF　梶山陽平(32) →新潟※１
MF　久保建英(17) →横浜※１

■川崎フロンターレ
【IN】
MF　カイオ・セザール(23) ←トンベンセ（ブラジル）
【OUT】
MF　エドゥアルド・ネット(29) →名古屋
FW　大久保嘉人(36) →磐田