【仙台】まさに面目躍如! ジャーメイン良の“マリノス・キラー”ぶり

2018年08月23日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ゾーンの外れた位置で狙おうと思っていた」

横浜とは今季ここまで4度対戦し、そのうちの3試合でゴールを決めるなど、“マリノス・キラー”ぶりを発揮。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[天皇杯・4回戦]横浜2-3仙台/8月22日/ニッパツ
 
 これぞ"マリノス・キラー"の活躍ぶりだった。
 
 天皇杯のベスト8進出をかけた横浜との一戦、1-1で迎えた前半のアディショナルタイムに、梁勇基のCKからジャーメイン良がヘディングシュートを決めてみせる。
 
 ジャーメインが横浜相手に得点するのは、今季これで3度目だ。3月14日のルヴァンカップ・グループステージ(以下、GS)2節は0-0のスコアレスドローも、5月9日の同GS・5節は4-2で勝利し、82分にダメ押しとなるチーム4点目をゲット。7月18日のJ1・16節は2-8の大敗を喫したが、72分に一矢報いている。
 
 そして、今回の天皇杯でも"期待どおり"の働きを披露。「マリノス相手に3試合連続ゴールで、なんか"持っている"というか、ツキがあるのかな」と話す。ゴールの瞬間は「自分にマークが付いていなかったし、ゾーンの外れた位置で狙おうと思っていた。結果的に相手(GK)の弾いたボールが自分に当たって入った」と振り返った。
 
 チームを勢いづかせる貴重なゴールで、最終的には3-2で勝利した仙台が3年ぶりの天皇杯8強入りを決めた。もっとも、ジャーメイン自身はリーグ戦では先述の横浜戦以来、結果を出せていない。自分に足りないのは流れの中でのプレーで、「普段の練習でできていたことを、自分的にはもう少しやれたかなと思う。そこは修正して、中2日のゲーム(J1・24節/8月25日のアウェー川崎戦)も全員で戦うので、出場機会があれば、しっかりチームを助けられるようにしたい」と意気込む。
 
 チームは現在、公式戦4連勝中と好調をキープしている。連戦の厳しい日程だが、「今日、試合に出なかったメンバーも、出たメンバーも、誰が出てもいいように、コンディションを整えて、全員で次も勝ちたい」と勝利を誓った。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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