イニエスタとの直接対決で来日初ゴールのF・トーレス!「次のリーグ戦でもゴールを決めたい」と連発宣言

2018年08月22日 五十嵐創(サッカーダイジェストWEB)

後半から交代出場のF・トーレスがトドメの3点目!

ついに来日初ゴールを決めたF・トーレス。しかも盟友イニエスタの目の前というおまけつきだ。写真:徳原隆元

[天皇杯ラウンド・オブ16]鳥栖3-0神戸/8月22日/ベアスタ
 
 ついに元スペイン代表のクラッキふたりが、日本での初競演を果たした。22日にベストアメニティスタジアムで行なわれた天皇杯ラウンド・オブ16の鳥栖対神戸。神戸のアンドレス・イニエスタと鳥栖のフェルナンド・トーレスが途中出場でピッチに立ったのだ。
 
 今夏のJリーグ移籍市場を沸かせた二人の大物は、随所でハイレベルなプレーを披露した。インサイドハーフに入ったイニエスタが巧みなキープとパスで攻撃にリズムを作れば、F・トーレスは前線で小野裕二と連係し、果敢にゴールを狙る。
 
 そうして迎えた84分、F・トーレスが来日初ゴールを決める。左サイドを突破した福田晃斗のマイナスにクロスに右足インサイドで合わせ、丁寧にゴールに流し込んだ。会場は割れんばかりの歓声に包まれ、F・トーレスもサポーターの下に駆け寄りグッと拳を握った。
 
 鳥栖はこのゴールでリードを3点に広げ、そのまま3-0で勝利。天皇杯ベスト8へ駒を進めた。
 
 殊勲のトーレスは「日本での初ゴールを、たくさんのサポーターが見ているなかで決められて嬉しいです。(福田)アキトが素晴らしいプレーをして私は楽にゴールできました」と自身の来日初ゴールを喜び、アシストしたチームメイトを称えた。

 イニエスタとの直接対決でゴールを決め、チームの勝利に貢献したF・トーレスは、さらに「次のリーグ戦でもゴールを決めたい」とリーグ戦での初ゴールにも意欲を見せ、ミックスゾーンを去っていった。世界を知る大物ストライカーは、このゴールをキッカケにまだまだ調子を上げていきそうだ。

取材・文●五十嵐創(サッカーダイジェストWEB)

【天皇杯PHOTO】鳥栖 3-0 神戸|F・トーレスとイニエスタが激突!
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