香川真司がDFBカップでメンバー外に! トルコからは別の強豪クラブが強い関心を…

2018年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

コクー新監督のお気に入り、とも

今季初の公式戦でメンバー外となった香川。これが意味するところは……。トルコではベジクタシュに加え、フェネルバフチェも獲得に名乗りを上げたようだ。(C)Getty Images

 ボルシア・ドルトムントは8月20日、今シーズン初の公式戦に臨んだ。DFBカップ1回戦のグロイターフュルト戦で、ルシアン・ファーブル新監督は前日会見で語った通り、フルメンバーを選択。なんとそのスタメンはおろか遠征メンバーからも、香川真司は外れてしまったのだ。
 
 ヌリ・シャヒンやダン=アクセル・ザガドゥといった選手らもメンバー外となるなか、香川については特に怪我やコンディション不良などの情報は報じられていない。純粋にメンバー落ちをした模様で、新政権下での苦しい立ち位置が浮き彫りとなった。
 
 となるとにわかに現実味を帯びてくるのが、トルコの強豪ベジクタシュへの移籍話だ。この1か月近く、再三に渡って正式オファーを提示しており、新レギュラーが空席のトップ下に香川を招聘すべく、熱烈なラブコールを送り続けている。日曜日には地元紙が「ベジクタシュがドルトムントの説得に成功! レンタル移籍でシンジ・カガワかマリオ・ゲッツェのどちらかを獲得するだろう」と報じた。香川に関してはドルトムント側が400万ユーロ(約5億2000万円)のレンタル代を要求しているという。

 
 さらにDFBカップ1回戦のキックオフを前に、トルコから新たな情報が舞い込んできた。長友佑都を擁するガラタサライ、ベジクタシュとともにイスタンブールに本拠地を置くフェネルバフチェも、香川獲得に本腰を入れているというのだ。
 
 全国紙『Fotomac』はこう伝えている。
 
「フェネルバフチェは背番号10のポジション(トップ下)に新戦力を物色してきた。第1候補はアランヤスポルのエムレ・アクババだったが、土曜日にガラタサライへの移籍が決まってしまった。もはや後がない。そこでクローズアップされているのが、ベジクタシュも狙うシンジ・カガワだ。(新監督の)フィリップ・コクーお気に入りのテクニシャンで、遅ればせながら争奪戦に加わることを決めたようである」
 
 フェネルバフチェは2節を消化した今季のトルコリーグで1勝1敗。2試合で1得点しか奪えておらず、攻撃陣のさらなるテコ入れを目ざしている。
 
 はたして8月末の移籍期限までにドラマは生まれるのか。香川を巡って、イスタンブールの両雄が火花を散らしている。
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