ロシアW杯準優勝のクロアチア代表DF、心臓の問題で活動を一時停止。所属のミランが発表

2018年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

心筋が肥大しはじめていることが発覚。

ロシアW杯でクロアチアの準優勝に貢献したストゥリニッチ(左)。一日も早い回復と復帰を願いたいものだ。(C)Getty Images


 ミランは8月18日、クラブの公式サイトでクロアチア代表のイバン・ストゥリニッチが心臓の問題で当面活動を停止すると明らかにした。

 昨季までナポリやサンプドリアなどでプレーしたストゥリニッチは、クロアチア代表の一員としてこの夏のロシア・ワールドカップにも出場。チームの準優勝に貢献した。

 だがミランによると、イタリアでプレーするアスリートを対象とした半年ごとの定期検査で、心筋が肥大しはじめていることが発覚。一定期間の休息とさらに詳細な検査が必要なため、それまでは活動を一時的に停止しなければならないという。
 
 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は19日、ストゥリニッチがトレーニングできず、少なくとも約1か月は休息を取り、それから新たな検査に臨むことになると伝えている。

 フリーでストゥリニッチを獲得したミランは、昨季のレギュラーであるリカルド・ロドリゲスが健在であるにもかかわらず、マーケットの最終日にジェノアからディエゴ・ラクサールを獲得。左SBが3選手は多すぎるとの指摘もあったが、しばらくはロドリゲスとラクサールの2人体制となりそうだ。
 
 イタリアでは2011年のアントニオ・カッサーノや2014年のジョナタン・ビアビアニーなど、心臓の病気で活動を停止した選手たちの例が過去にもある。また昨シーズン、フィオレンティーナの元主将ダビデ・アストーリが急死したのは記憶に新しい。

 新天地での新たなスタートを目前に届けられた知らせに、ストゥリニッチが落胆しているのは想像に難くない。まずは健康に問題がなく、無事にピッチに戻ってくることができるのを願うばかりだ。
 
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