“湘南史上最多”の動員数を呼び込んだイニエスタ、「次は僕にとって特別な試合」と盟友F・トーレスとの対決へ意欲!

2018年08月19日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

湘南史上最多の動員数となったスタジアムを沸かせる

随所で好プレーを連発したイニエスタ。連戦の疲労を感じさせないパフォーマンスで観客を魅了した。 (C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ23節]湘南 0-2 神戸/8月19日/BMWス

 気温25度と晩夏の雰囲気も漂う湘南で、魅せたのは、やはりヴィッセル神戸の背番号8、アンドレス・イニエスタだった。

 ここ2試合連続得点中ということもあり、相手守備陣のハードマークに少しばかり手こずったイニエスタだったが、それでも一瞬で煌めきを放つのが、スペインの巨星である。

 37分、右サイドのルーカス・ポドルスキからバイタルエリア中央でパスを受けたイニエスタは、右足で前線に柔らかいロブパスをゴール前に供給。これをペナルティエリア内の長沢駿がヘディングで落とすと、駆け込んだ三田がふたりのDFをかわして豪快にシュートを決めた。

 中3日という過密日程の中でフル出場したイニエスタ。57分には敵陣で足裏を作った華麗なボールキープを披露し、スタンドのファンを沸かせ、"湘南ベルマーレ"史上最多の動員数(1万5351人)となったスタジアムの期待に応える活躍を見せた。
 
 試合後、やや疲労の色を見せながらも、元スペイン代表MFは「コンビネーションはどんどん良くなっている」と手応えを口にした。

「周りも僕のことを理解してくれるようになってきて、僕自身もチームメイトのことを分かってきた。この調子で続けていくだけです」

 そんなイニエスタ擁する神戸の次戦は、8月22日に行なわれる天皇杯4回戦、サガン鳥栖戦だ。鳥栖にはスペイン代表の盟友フェルナンド・トーレスがいるだけに大注目の一戦となるが、イニエスタは「特別な試合になる」と出場に意欲を示した。

「次の試合は僕の友人であるF・トーレスと戦うことになるので特別な試合になると思います。チームとして良い結果を出して、次に勝ち上がれるように貢献したいです」

 状態を上げ、いよいよ本領を発揮し始めたイニエスタ。そんな元スペイン代表は、F・トーレスとの対戦が期待される鳥栖戦に出場するのだろうか?

取材・文●羽澄凜太郎

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