「恥ずべき大失態!」「優勝なんて無理」格下に敗れた韓国U-21代表をメディアもファンも辛辣批判!

2018年08月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「下を向いていてもしょうがない」とソン・フンミン

イタリアで活躍するこのイ・スンウなど、U-21世代も逸材を揃える韓国。格下相手に不覚を取った(写真はバーレーン戦)。(C)Getty Images

 インドネシア・ジャカルタで開催されているアジア大会。開会式を翌日に控えた金曜日夜、先行して行なわれているサッカー競技で大波乱が起きた。優勝候補の韓国U-21代表が格下のマレーシアU-21代表に苦杯を舐めたのだ。
 
 金メダル奪取が至上命題の韓国。それもそのはずだ。戴冠すれば兵役免除の恩恵に授かるとあって、オーバーエイジ3枠に一線級を揃えてきた。プレミアリーグの強豪トッテナム・ホットスパーからA代表のエースであるFWソン・フンミンを招集したのに加え、ガンバ大阪でゴールを量産するFWファン・ウィジョ、ロシア・ワールドカップで鬼気迫るセービングを連発したGKチョ・ヒョヌの3人だ。U-21世代にもヴェローナのMFイ・スンウ、ザルツブルクのFWファン・ヒチャンら逸材が揃う。
 
 それでも、敗れた。前半終了時点で2点のリードを許し、後半に入って合流したばかりのソン・フンミンを投入したが敵の堅陣を破れず、87分にファン・ウィジョが1点を返すのが精一杯。1-2の歴史的敗北を喫したのだ。

 
 痛烈に酷評したのが、韓国最大のスポーツ紙『スポーツ・ソウル』。最大の原因は6-0で勝利した第1戦のバーレーン戦から、先発6人を入れ替えた点にあると指摘した。
 
「まったく攻守両面で噛み合わない体たらくだった。キム・ハクブム監督はバーレーン戦から中1日ということもあってターンオーバーを敷いたが、練習で連携を確認していなかったチームはまるで機能せず、完全にバランスが崩壊していた。後半などは500人のDFがいただろうマレーシアの鉄壁守備に対して効果的な策を打ち出せず、下手なパス回しを繰り返すばかり。明らかに相手を甘く見ていた。二度と繰り返してはいけない!」
 
 試合後、ソン・フンミンは努めて冷静に「確かに恥ずかしい試合をしてしまったけど、下を向いていてもしょうがない」と話したうえで、「チームは若い。でもみんないい大人だ。プロなんだ。大きな教訓としなければいけない」と前を向いた。
 

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