【リーガ展望|ベティス×レバンテ】 ベティスの乾、今夜ついに公式戦デビューへ! 期待感は十分ある

2018年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地紙予想では乾貴士はベンチスタート。

故障者/ベティス=なし レバンテ=サディク(FW)、ボアテング(FW)
出場停止/ベティス=なし レバンテ=カバコ(DF)

リーガ・エスパニョーラ1節
ベティス × レバンテ
8月17日(金)22:15キックオフ(日本時間8月18日 5:15)/ベニート・ビジャマリン(セビージャ)

ベティス

昨シーズンの成績:6位 勝点60 18勝6分け14敗 60得点・61失点

レバンテ
昨シーズンの成績:15位 勝点46 11勝13分け14敗 44得点・58失点
 
 2017-2018シーズンを6位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグの出場権を獲得したベティスと、終盤の指揮官交代で盛り返し、どうにか2部降格を回避したレバンテが、現地時間8月17日、リーガ・エスパニョーラの開幕戦で激突する。

 戦力面だけで判断するならベティスの優位は動かない。ただレバンテは、今年3月のパコ・ロペス監督就任以来、好調を維持しているチームだ。昨シーズン末には、ヘタフェ、エイバル、アスレティック・ビルバオ、セビージャと格上クラブを立て続けに叩き、37節にはバルセロナにも5-4で勝利。無敗優勝を阻んでみせた。

 結局、昨シーズンのラスト12試合を8勝2分け2敗で乗り切ったレバンテは、当時から主力の顔ぶれに大きな変化はなく、攻撃の核となるエニス・バルディやホセ・ルイス・モラレスも健在。ベティスとしても油断すると痛い目に遭うだろう。

 とはいえベティスも、今夏の補強により着実に戦力アップを遂げている。昨シーズンにブレイクした生え抜きMFのファビアン・ルイスはナポリに引き抜かれたが、ポルトガル代表のウィリアム・カルバリョを獲得し、その穴はすでに補填済みだ。

 マルク・バルトラを中心とした3バックも盤石で、FWのロレン・モロンやサイドアタッカーのジュニオル・フィルポなどカンテラ出身の若手も順調に成長を遂げている。

 また攻撃のバリエーションを増やすべく、2列目には乾貴士、セルヒオ・カナレスという技巧派MFを、いずれもバスクのクラブから引き抜くことに成功している。

 現地メディアによると、このレバンテ戦ではベンチスタートが予想されている乾だが、おそらく出場機会はあるだろう。実力的には申し分なく、ボールスキルも高いだけに、ヨハン・クライフの信奉者であるキケ・セティエン監督の攻撃的なスタイルにも、難なくフィットするはずだ。

 明るいキャラクターを活かし、すでにチームに入り込んでいるという情報は伝わってきている。あとはピッチの上で結果を残すのみ。その期待感は十分にある。
 
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