「クリスチアーノなしでも勝ち続ける!」 S・ラモスがUEFAスーパーカップ前に強気の勝利宣言

2018年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

新加入クルトワについては「昔のことは関係ない」

「クラブはあらゆる選手の上にある」と語ったS・ラモスだが、C・ロナウドという最大の得点源を失ってもマドリーは勝ち続けられるのか。(C)Getty Images

 昨シーズンのチャンピオンズ・リーグの覇者であるレアル・マドリーは8月15日、エストニアのタリンでのUEFAスーパーカップで、ヨーロッパリーグ王者のアトレティコ・マドリーと対戦する。

 ジネディーヌ・ジダン前監督が退任し、ジュレン・ロペテギ新体制となったマドリーにとっては、チームの顔だったクリスチアーノ・ロナウドが退団して初めての公式戦だ。

 C・ロナウドは先日、新天地ユベントスについて、「ファミリーのようだ。これが最初の印象だった。サポーターも同じだ。彼らを幸せにしたい」と話している。(イタリア紙『Corriere della Sera』より)

 だが、スペイン紙『Marca』によると、S・ラモスは「僕たちはずっとここをファミリーだと感じてきた」とコメント。「それが成功のカギだった。僕らはファミリーだったし、そう感じてきた」と、マドリーもファミリーだと強調した。

 そのうえでS・ラモスは、「クリスチアーノという重要な選手を失ったけど、だからといって僕らが勝利をやめるわけではない」と、C・ロナウドがいなくてもマドリーは成功を手にし続けると述べた。

「クラブはあらゆる選手の上にある。彼のような象徴的な選手も含めてね。マドリーは勝ち続ける。うまくいって、僕たちが同じように勝てることを願っているよ」
 
 また、S・ラモスは新戦力について、「チームに意欲と飢えがあれば、個のタレントよりもメンタリティーのほうが大事」とコメント。ニューフェイスのひとりで、かつて宿敵アトレティコに在籍し、マドリーを罵倒する言葉も発したことがあるティボー・クルトワについては、「どんな選手も過去で評価はしない」と、昔のことは関係ないと述べた。

「彼は(マドリーに)来るのにふさわしかった。競争が増し、チームが良くなるのなら、それはポジティブなことだ。元アトレティコであることを責める者はいない」

 C・ロナウド退団やクルトワ加入で注目される欧州王者は、宿敵アトレティコを相手にシーズン最初のタイトルを手にすることができるのか。キックオフは日本時間8月16日午前4時だ。
 
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