シント=トロイデンが4人目の日本人選手獲得へ。大学ナンバーワンSBが契約間近と地元紙

2018年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

今夏はポルティモネンセのキャンプに参加も

図抜けた機動性能を持つ左SB、小池裕太。ポルティモネンセとはプロ契約に至らなかったが、ベルギーで活路を見い出すか。(C)Getty Images

 ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)が、4人目の日本人選手獲得を目論んでいる。そう伝えたのは、全国紙『Het Laatste Nieuws』だ。
 
 すでに日本代表MF遠藤航をはじめ、U-21日本代表のDF冨安健洋、ドイツのインゴルシュタットからレンタル移籍中のMF関根貴大と3人の日本人選手が籍を置くSTVV。今夏の補強計画で急務となっているのが左SBの新戦力確保で、白羽の矢を立てたのが21歳の小池裕太だという。
 
 小池は流通経済大の4年生で、アルビレックス新潟ユースの出身。大学2年時には鹿島アントラーズの特別指定選手となり、ナビスコカップでトップデビューも果たしている。昨年はユニバーシアード代表にも選出された、大学サッカー界ナンバーワンのSBで、複数のJクラブが熱視線を送る注目銘柄だ。

 
 この夏は日本代表MF中島翔哉も所属するポルトガル1部、ポルティモネンセのサマーキャンプに帯同。練習試合でゴールを決めるなどアピールを続け、プロ契約目前と見られていたが、思うような結果は得られなかった。『Het Laatste Nieuws』紙は「STVVは開幕3試合連続ドローとまずまずの出だしで、残る宿題は左SBの即戦力獲得にある。21歳の日本人選手、ユウタ・コイケとの契約が有力視されており、彼はSTVVにとって4人目のジャパニーズとなりそうだ」と報じている。
 
 STVVは昨年秋に日本企業の『DMMグループ』が経営権を取得し、独自のクラブマネジメントを展開してきた。今夏にはロシア・ワールドカップの日本代表に名を連ねた遠藤を浦和レッズから獲得し、3人目の日本人選手に。もちろん欧州クラブでは最多の保有数だ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事