「時々殺してやりたいと思う時がある」グアルディオラが“SNSマニア”のフランス代表DFに珍指摘

2018年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

2アシストのメンディにグアルディオラが苦言!?

アーセナル戦でのチームのプレー内容に満足感を示したグアルディオラだったが、メンディには言いたいことがあったようだ。 (C) Getty Images

 プレミアリーグ連覇を懸けて臨む新シーズンの開幕戦で、難敵アーセナルを2-0と撃破したマンチェスター・シティ。その試合後、マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「良い試合ができたと思っている」と満足感を示すとともに、"ある選手"へ「殺してやりたい時がある」と痛烈な言葉を贈った。

 このアーセナル戦は、相手が22年に及ぶアーセン・ヴェンゲルの長期政権からウナイ・エメリの新体制に移行したばかりで、チームの完成度に差があったのは事実。実際、細かなパスの精度やゲーム運びまで、すべてにおいて相手を上回ったマンチェスター・Cは、まさに完勝と呼ぶにふさわしい戦いを演じた。

 そんな試合後の会見でスペイン人監督のグアルディオラは、「フィジカルコンディションは決して良くなかった」と語りながらも、きちんと勝点3を手にしたチームを称えた。

「今日の我々のプレッシングは、5日前のチェルシー戦(コミュニティーシールド)とは違うものだ。だから、そういったことを理解するのに時間が必要だった。ただ、基本的には、チェルシー戦もアーセナル戦も満足できた。何度も言ってきたが、我々は平均値が高いチームだ。それを否定することはできない。だから、もっと向上できると思っている」
 
 満足げな表情を浮かべたグアルディオラだが、この試合で2アシストを記録したフランス代表DFのバンジャマン・メンディへは、わずかながら不満があるようだ。

 記者陣からメンディのプレー内容について問われたグアルディオラは、冗談交じりに次のような言葉を言い放った。

「メンディはメンディだった。時々、殺したくなるときもあるけど、かと思えば、何て素晴らしい選手なんだと思うときもある。今日もそうだったけど、彼はチームにエナジーを与えてくれる。メンディには、まだまだ向上の余地があると考えている。ただ、少しソーシャルメディアのことを忘れて、集中して課題を改善すべきだと思うね」

 昨夏の移籍市場でマンチェスター・Cに加入していたメンディだったが、同年9月に膝の前十字靭帯断裂を負って長期離脱を強いられていた。そのため、この試合がプレミアリーグ初先発だった。

 しかし、メンディはリハビリの期間中にツイッターやインスタグラムなどを頻繁に更新。時に客室乗務員に囲まれた写真を添えて、「ごめん、マンC。僕は新しいチームを見つけちゃったよ」という微妙なジョークを披露するなど、ファンに人気を博したものの、クラブが看過できない投稿も目立っていた。

 そんな"SNSマニア"のメンディは、ニュースでグアルディオラからの指摘を確認した直後に自身のツイッターに「おっと(笑)ごめん」と投稿。そして、「言われた通りにすると約束する」と連投している。どうやら23歳のフランス代表DFに、グアルディオラのお願いは届かなかったようだ。
 
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