バルサが逆転勝利でまず一冠! デンベレの豪快な一撃で粘るセビージャを退ける

2018年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

メッシはフル出場で1アシストを記録。

バルサがセビージャを2-1で下し、スペイン・スーペルコパを制した。(C)REUTERS/AFLO

 現地時間8月12日、スペイン・スーペルコパが開催され、バルセロナがセビージャを2-1で下し、2018-2019シーズン最初のタイトルを獲得した。

 これまでホーム&アウェー方式で実施されてきたスペイン・スーペルコパは今回、「例外的な措置」として中立地モロッコでの一発勝負で実施された。

 昨シーズンのリーガ・エスパニョーラ覇者であるバルセロナと、コパ・デル・レイ準優勝のセビージャが対戦した一戦、先制したのは意外にも後者のほうだった。

 ルイス・ムリエルのアシストからパブロ・サラビアがゴールを奪ったのが10分、いきなり追う展開になったバルセロナは、42分にジェラール・ピケがFKのこぼれ球を押し込んで同点に追いついたものの、その後はボールを保持しながらも攻めあぐねるシーンが続いた。
 
 スタメン出場を果たした新キャプテンのリオネル・メッシもまだトップコンディションにはなく、何度かチャンスはつかむものの、新守護神トマシュ・ヴァツリークを中心としたセビージャの固い守りに手を焼き、ゴールを割れない。

 エルネスト・バルベルデ監督は、このモヤモヤした状況を打破すべく、後半開始と同時にラフィーニャに代えてイバン・ラキティッチを、53分には新加入のアルトゥールに代えてフィリッペ・コウチーニョを投入する。

 バルセロナが勝ち越しに成功したのは、79分だった。右サイドでメッシのパスを受けたウスマンヌ・デンベレが力強く右足を振り抜くと、これがセビージャ・ゴールに勢いよく突き刺さったのだ。

 セビージャも終了間際、昨シーズンまでバルサに所属していたアレイシ・ビダルが、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンに倒されPKを獲得するものの、ウィサム・ベン・ヤーデルが蹴ったボールは、ドイツ人守護神にがっちりキャッチされた。

 試合はこのままバルサが勝利。圧倒的な強さこそ見せられなかったものの、バルサは確実に今シーズンひとつ目のタイトルを手に入れ、18日のリーガ開幕戦に向けて幸先のいいスタートを切っている。
 
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