大型補強敢行のリバプールが開幕戦でウェストハムに4発完勝! 昨季得点王サラーがいきなりゴール

2018年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

マネの2ゴールで相手を突き放したリバプール。

昨シーズンのプレミア得点王サラーは早々に先制点をゲット。“2年目のジンクス”を感じさせないプレーを披露した。 (C) REUTERS/AFLO

 8月12日、プレミアリーグ開幕節がアンフィールドで行なわれ、リバプールは4-0でウェストハムを下した。

 今夏の移籍市場で総額1億6000万ポンド(約225億6000万円)の大型補強を敢行してブラジル代表守護神のアリソンやナビ・ケイタ、ジェルダン・シャキリといった新戦力を加えたリバプール。大きな期待を寄せられるなかで迎えた開幕戦となったが、序盤からウェストハムを圧倒すると19分にエースが均衡を破る。

 新戦力ケイタからのボールをボックス内左で受けたアンドリュー・ロバートソンがダイレクトでグラウンダーのクロスボールを供給。これをゴール前でフリーとなっていたサラーが難なく押し込んで先制点をゲットした。

 昨シーズンに32ゴールを挙げてプレミアリーグ得点王となった"エジプト王"モハメド・サラーのシーズン初ゴールで幸先よく先制したリバプールは、その後もウェストハムに一切の隙を見せることなく試合を進めると、前半終了間際に追加点を奪取する。

 前半アディショナルタイム2分、左サイドからのロバートソンの折り返しをファーサイドでジェームズ・ミルナーがダイレクトでボックス内中央へと戻し、最後はマネが押し込んだ。

 2点をリードした後半も、攻勢を強めて前掛かりにきたウェストハムのプレッシャーに対して動じることなくプレーを続けたリバプールは、早々に雌雄を決する3点目を奪う。

 53分、ドリブルでバイタルエリア中央にボールを持ち運んだロベルト・フィルミーノがゴール前に絶妙なパスを送ると、これを受けたマネが素早い反転から右足を振り抜いてゴール左下隅へ流し込んだ。

 今シーズンから10番を背負うセネガル代表FWの2ゴール目で、ウェストハムを突き放したリバプールは、ユルゲン・クロップ監督が身上とするゲーゲンプレスを徹底。素早いトランジションを繰り返して相手を容赦なく追い詰めていった。

 その後も素早い切り替えと的確なパスワークで主導権を握り続けたリバプールは、セントラルMFが本職のケイタを左ウイングで試し、さらに82分には新戦力のシャキリを投入する余裕も見せる。そして、88分にダメ押し点を奪う。

 88分、ミルナーの蹴り込んだ左CKを相手DFがニアサイドでフリックし、ファーサイドに流れたボールを直前の87分にサラーと代わってピッチに入っていたダニエル・スターリッジがねじ込んだ。

 本拠地での開幕戦とあって大勢のファンが見つめるなか、攻守が噛み合う理想的な形で4-0とこれ以上にない完璧なスタートを切ったリバプールは、次節、敵地に乗り込んでクリスタル・パレスと対戦する。
 
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