最終日の駆け込み補強に失敗したマンU、「タイトルを狙えるか?」の質問にモウリーニョ監督は…

2018年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「優勝候補は11月か12月に見えてくる」

補強できなければ難しいシーズンになると語っていたモウリーニョだが……。ユナイテッドは宿敵シティとの差を埋められるのか。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は先日、補強が進まなければ2018-19シーズンは「難しいシーズン」になると話していた。

 指揮官が最重視していたのはセンターバックの強化。その課題に向けて、クラブはイングランド代表のハリー・マグワイア、ベルギー代表のトビー・アルデルワイレルド、ドイツ代表のジェローム・ボアテング、コロンビア代表のジェリー・ミナと、数々の著名なCBに関心を寄せてきた。

 だが、そのいずれも獲得には至らず、プレミアリーグのマーケット最終日となった8月9日には、アトレティコ・マドリーに所属するウルグアイ代表のディエゴ・ゴディンを狙ったものの、移籍が実現することはなかった。

 結局ユナイテッドの新戦力は、フレッジ、ディオゴ・ダロー、リー・グラントの3選手のみ。昨シーズンに19ポイント差をつけられた宿敵マンチェスター・シティとの差は、まるで埋められていないとの見方は少なくない。

『ESPN』によると、9日の会見でシティとタイトルを競うだけのチームかを問われたモウリーニョ監督は、「11月か12月あたりまで言葉は不要。その頃には、優勝候補のチームがどこか分かるだろう」と答えている。

「現時点で言葉は重要ではない。サッカーをしよう。そして、11月か12月の結果を見てみようじゃないか。その頃には優勝候補のチームが分かっているはずだから」
 
 望んだ補強は実現しなかったが、モウリーニョ監督は「私には私の選手たちがいて、彼らのことが好きだ」と話し、現戦力に不満はないと主張。「私の選手たちと仕事するのが好きなんだ。一度のウソは、1000回繰り返してもウソに変わらない」と、チーム内部に不穏な空気はないと強調した。

「私と選手たちの関係が良くないと1000回繰り返しても、それはウソだ。私は私の選手たちと私のグループが好きなんだよ。昨シーズンは楽しみ、過去5、6年で最高の順位につけることができた。私は今シーズンを楽しむよ」

 プレミア連覇が期待されるジョゼップ・グアルディオラ監督のシティや、大型補強で対抗馬とされるユルゲン・クロップ監督のリバプールが優勝候補と言われるプレミアリーグだが、モウリーニョ監督のユナイテッドは2012‐2013シーズン以来となるリーグ優勝を成し遂げられるだろうか。
 
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