バロテッリよ、何処へ…噂のマルセイユ移籍については「俺だけで決められることじゃない」

2018年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

最近ではニース残留の可能性も浮上。

アッズーリ定着を狙うバロテッリは新シーズンをどこでプレーするのか。ニース残留かそれとも…。(C)Getty Images

 フランスで得点力を取り戻し、イタリア代表復帰を遂げたマリオ・バロテッリは、この夏を通じて去就が取りざたされている。

 評価を取り戻した"悪童"は、セリエAのクラブへの復帰や、日本代表の酒井宏樹が所属するマルセイユへの移籍が噂されているが、いずれも実現には至っていない。当初はニースの練習に合流せず、パトリック・ヴィエラ監督の怒りを買ったものの、最近では残留の可能性も指摘されている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、バロテッリは8月8日にインスタグラムのストーリーズで、マルセイユ移籍の可能性について、「残念ながら俺だけで決められることじゃないんだ」と述べたという。
 
 また、以前からナポリ移籍の噂が絶えないこともあり、ナポリのサポーターから「なぜナポリに来られないのか」と問われると、「その質問は君のクラブの会長にすべきだよ」と、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長に望まれていないことを示唆する発言をしている。

 ただバロテッリは、ナポリとその街を愛していることは隠しておらず、理由を尋ねられると、「娘は半分ナポリ人だし、ナポリの女性を愛したし、ナポリの人たちとナポリの応援が大好きだし、ナポリを愛しているんだ。それに、ディエゴ・マラドーナのことが大好きだったしね」と答えた。

 幼少期からミランのファンだったバロテッリだが、愛する古巣への復帰については「ないと思う」とやんわり否定。「ゴンサロ・イグアインがいかに優れた選手かが分かるはずだよ」と、今夏ミランが獲得した新戦力の活躍に太鼓判を押している。またインテルについても、「チャンスがない」と復帰を否定した。

 ひとつ確かなのは、今後もイタリア代表で活躍することをバロテッリ自身が望んでいること。「そうなったら力強いシグナルになるだろうね」と、カタール・ワールドカップでキャプテンマークを巻くことを夢見ている。

 アッズーリ(イタリア代表の愛称)に定着するには、クラブでのコンスタントな活躍が不可欠。まずはバロテッリが2018-19シーズンにどのチームでプレーするか、注目したい。
 
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