「パリSG移籍がとても現実的」 仏誌記者が“優勝請負人”カンテのチェルシー退団を予測! その理由は?

2018年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

要求額を超える金額を提示してまで獲得へ!?

フランスの世界制覇と2度のプレミアリーグ優勝を経験しているカンテ。そんなフランス代表MF獲得に、パリSGが動いている。 (C) Getty Images

 先のロシア・ワールドカップで、フランスの20年ぶりの世界制覇に貢献したエヌゴロ・カンテは、今夏に母国クラブへ移籍するかもしれない。英紙『Express』が、気になる動向についてまとめている。

 2015年夏にフランス2部のカーンからレスターに加わったカンテは、そのシーズンに"奇跡の優勝"の立役者となる。そこで声価を高めたダイナモは、16年夏に5年契約でチェルシーへ完全移籍。ここでも加入初年度にプレミアリーグ制覇を果たし、イングランド・サッカー選手協会(PFA)と同記者協会(FWA)の年間最優秀選手賞をダブル受賞した。

 今夏のロシアW杯制覇も含め、まさに優勝請負人としての地位を確立したカンテに対し、チェルシーは新たに週給29万ポンド(約4200万円)という好条件を提示している。

 だが、このダイナモに、パリ・サンジェルマンが虎視眈々と狙いを定めているようだ。

 英紙『Express』の取材に応じた仏誌『France Football』のジュリアン・ロランズ記者は、「パリSGのトップターゲットもカンテ」と、その移籍の実現性について語っている。

「カンテの移籍は、とても現実的だ。なぜなら、彼はパリSGの最優先のターゲットだからだ。チアゴ・モッタ(引退)を失い、ラッサナ・ディアッラはトーマス・トゥヘル新監督に信頼されていないため、守備的MFのポジションは、本当に強化したい場所である。カンテがチェルシーと契約したときも、パリSGは熱心に誘っており、今もその意志は変わっていない」

 一部報道では、チェルシーはカンテの放出に対して、移籍金を1億ユーロ(約131億円)以上に設定して徹底抗戦の構えを見せていると報じられているが、獲得に本腰を入れたパリSGは、その希望額を上回る額を用意するとも伝えられている。

 はたして、フランス代表MFの去就やいかに? 今夏のプレミアリーグの移籍市場が閉じる8月9日を目途に、動きがあるかもしれない。
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