「つねに爪を噛みフラストレーションを溜めていた…」チェルシーの大敵は指揮官のタバコ問題!?

2018年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

イングランドではご法度の喫煙が悩みの種に!?

サッリはコミュニティー・シールドにおいて、その試合内容もさることながら、愛してやまないタバコを吸えないことにイライラを募らせている様子だった。 (C) Getty Images

 やはり愛煙家にとって、プレミアリーグは厳しい場所なのかもしれない。

 現地時間8月5日、イングランド・サッカー界の新シーズンの到来を告げるコミュニティー・シールドが行なわれ、昨シーズンのFAカップ王者チェルシーは、プレミアリーグ覇者のマンチェスター・シティに0-2と完封負けを喫した。

 力の差を見せつけられた試合後、今シーズンからチェルシーの監督となったマウリツィオ・サッリは、ジョゼップ・グアルディオラ体制の3年目を迎えるシティとの完成度の違いを敗因に挙げている。

「シティとはチームの完成度に小さくない差が存在する。私は3週間前にここに来て、まだ6人の選手とは会ってもいない。だから、とても難しい状況ではある。これからどうなるかは、私次第でもあるし、選手次第でもある。いずれにしろ時間はかかると思う。ナポリの時も、最初の3、4試合は苦しんだ。今日は少しだけ私の哲学を見せることはできたが、現時点ではあまり良くはない」
 

 そんなサッリが抱える問題は、チームにまつわることだけではないのかもしれない。イタリア人指揮官は、大のヘビースモーカーであるため、イングランドにきて、試合中の禁煙を強いられていることが悩みの種となっているようだ。

 プレミアリーグを始めとするイングランド・サッカー界では、試合会場での喫煙を禁じている。ゆえに、当然、禁煙が義務付けられているウェンブリー・スタジアムで行なわれたコミュニティー・シールドでも、サッリの試合中の不審な行動がカメラに抜かれている。

 英紙『The Sun』の取材に応じた関係者によれば、サッリは「ベンチで終始、イライラした様子だった」という。

「サッリはベンチやタッチライン際で常に爪を噛んだりしてフラストレーションを抱えている様子だった。そして、ハーフタイムにはニコチンガムを噛み、さらにはタバコのフィルターを唇の上に乗っけたりしながら、様々な対処はしていた。しかし、試合内容も相まって表情は険しいままだった」

 イタリアで指揮していた際には、ベンチだろうとお構いなしにタバコを吸い、多い時で一日80本も吸っていたというサッリ。一部報道では、本拠地スタンフォード・ブリッジには喫煙ルームが特設されると伝えられているが、しかし、アウェーでは……。

 サッカー界きっての知将にとって、そしてチェルシーにとっても、この"タバコ問題"は大敵となるかもしれない。
 
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