新生マドリー、C・ロナウドの“後釜候補”アセンシオの2ゴールなどでユベントスに勝利!

2018年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

17歳ヴィニシウスは見事なテクニックを披露!

2得点と活躍のアセンシオ(20番)。ともにストライカーとしてのセンスの良さを感じさせるゴールだった。 (C) Getty Images

 8月4日(現地時間)、アメリカ・メリーランドでインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)が行なわれ、レアル・マドリーとユベントスが対戦。前者が3-1で勝利を飾った。
 
 シーズン開幕に向けて調整に余念がない両チーム。ロシア・ワールドカップで決勝トーナメントに出場した選手はまだチームに合流しておらず、若手選手や新加入選手が多くメンバーに名を連ねたが、試合はともに高い位置からプレッシャーをかけ合う、予想以上に白熱した一戦となった。
 
 立ち上がりからマドリー攻勢で進んだ試合は11分、ユベントスが先にリードを奪う。新加入カンセロの左からのクロスに、カルバハルが反応するが、ボールは軌道を変えてGKナバスとゴールポストのあいだをすり抜けていった。
 
 オウンゴールで先制点を献上したマドリーだったが、その後もポゼッションで上回ってボールを相手陣内深くに持ち込み、ボールを失うと前線が精力的にプレッシングとチェイシングを仕掛けていく。
 
 これが報われたのが38分。クロースの縦パスがクリアされたところを、セバージョスがペナルティーエリア前で拾い、これを受けたベイルが左足を一閃すると、カーブのかかったシュートがゴール左隅に突き刺さった。
 
 同点として迎えた後半、マドリーはさらにギアを上げてユベントスを圧倒。46分にアセンシオのパスを受けた新加入の17歳、ヴィニシウスが左サイドを抜け出し、キエッリーニに勝負を仕掛けると見せて、中央へグラウンダーのパスを入れると、走り込んでいたアセンシオがダイレクトで合わせて勝ち越しに成功する。
 
 ヴィニシウスが抜群のボール捌きと突破力でアメリカの観客を沸かせながら試合は進んだが、55分に決定的な1点を奪ったのはアセンシオだった。L・バスケスの右からのパスを受けると、ワンタッチで前に抜け出し、マルキージオに寄せられながらも、GKシュチェスニーの牙城を崩した。
 
 マドリーは残り時間、ユベントスの反撃を封じると同時に、追加点のチャンスも作りながら過ごし、2戦目にしてICCでの初勝利を飾った(1戦目はマンチェスター・ユナイテッドに1-2)。
 
 マドリーといえば、今夏の移籍市場の主役となったC・ロナウド(この試合は欠場)を失い、誰を彼の後釜に添えるのかが話題となっているが、スペイン『Marca』紙はジュレン・ロペテギ監督が、アセンシオに大きな期待を寄せていると報じていた。
 
 そのアセンシオが、2ゴールを挙げて存在感を発揮し、レギュラー獲りをアピール。相変わらず、海外のビッグネーム獲得が噂されているものの、彼やイスコといった国産のタレントが新生チームの核となるのか。チーム作り、補強ともに、マドリーから目が離せない。
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