バルサ、ビダル獲得でバイエルンと合意! インテル入り目前から一転して初のリーガ挑戦へ

2018年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

契約期間は2021年6月まで

多くの仕事をこなせる汗っかきの存在は、バルサにとっても心強いことだろう。マウコムに続いての“電撃的”な獲得となった。 (C) Getty Images

 8月3日(現地時間)、バルセロナはチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルを獲得することで、彼の現所属クラブであるバイエルンと合意に達したと、公式サイト等で発表している。
 
 契約期間は3年。メディカルチェックはこの数日のあいだに行なわれる予定だという。移籍金の額などは明らかにされていないが、欧州の各メディアは3000万ユーロ(約39億円)程度と報じている。
 
 ビダルについては、当初はインテルが獲得間近といわれており、一時はクラブ間の合意に達したとも報じられたが、逆転でのスペイン行きとなった。
 
 バルサはこのオフ、長く中盤に君臨したアンドレス・イニエスタが契約満了とともにヴィッセル神戸に新天地を求め、また昨シーズンに加入して存在感を示したパウリーニョが、レンタルで中国の広州恒大に戻ったことで、中盤の強化が急務とされていた。
 
 これまでは、パリ・サンジェルマンのアドリアン・ラビオに照準を絞って交渉を進めていたが、先方が難色を示したのを受け、急遽、ビダル獲得に切り替えて、電光石火の早業で交渉をまとめた。
 
 31歳のビダルは、抜群のスタミナを有し、ピッチを所狭しと走り回って、攻守で決定的なプレーができるMF。これまで、コロコロ(2005-07)、レバークーゼン(07-11)、ユベントス(11-15)、バイエルン(15-18)と、一流クラブを渡り歩いてきた。
 
 2007年から招集を受け続けているチリ代表では、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会と、2度のワールドカップに出場し、コパ・アメリカでは2015年、2016年(100周年記念大会)と連覇に大きな貢献を果たしている。
 
 これまで、多くの名手とプレーしてきたビダルにとって、キャリア初のリーガ・エスパニョーラ挑戦。バルサでセルヒオ・ブスケッツらと強力な中盤を構成し、リオネル・メッシ、ルイス・スアレスらの前線にボールを供給しながら、自らも積極的にフィニッシュに絡んでいく姿が見られるか、非常に興味深い。
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