ユーベ&ミランの大型契約で得をしたのは? アンケートは圧倒的な結果に!

2018年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

イグアイン獲得で、ミランの「9番の呪い」に終止符か。

イグアイン(左)、ボヌッチ(右)、さらにカルダーラの3者を巡る大型取引を、両チームのファンはどう見ているのか。(写真は両クラブの公式ツイッターより)

 イタリア・メディアは現地時間8月1日、ゴンサロ・イグアイン、レオナルド・ボヌッチ、マッティア・カルダーラの3選手を巡るミランとユベントスの大型取引が実質的に決まったと報じた。イグアイン、ボヌッチに続き、カルダーラもまもなくメディカルチェックに入るようだ。

 イタリア『Sky Sport』や『Sport Mediaset』によると、イグアインは1800万ユーロ(約23億4000万円)のレンタル料に3600万ユーロ(約46億8000万円)の買い取りオプションを加え、合計5400万ユーロ(約70億2000万円)の取引となる。一方、ボヌッチとカルダーラは4000万ユーロ(約52億円)の等価交換のようだ。
 
 わずか1年前にクラブを飛び出し、ミランのキャプテンマークまで巻いたボヌッチの復帰を受け入れたユーベと、その代わりにイタリア期待の若手であるカルダーラを獲得し、さらに補強必須ポジションだったセンターフォワードにイグアインというビッグネームを手に入れたミラン。今回の取引では、ミランが得をしたとの見方は少なくない。

 サポーターの多くも同じ考えのようだ。『Sport Mediaset』が実施したアンケートによると、7万5000人を超えるファンのうち、「ミランのほうが得をした」と回答したのは91%と圧倒的多数にのぼった。

 ミランのファンがとりわけ期待するのは、ナポリやユベントスでゴールを量産してきたイグアインだ。

 近年のミランはゴールゲッターの不在に悩まされてきた。『Sky Sport』によると、2012年にフィリッポ・インザーギが引退して以降、ミランの背番号9は結果を出せていない。

 インザーギ以降の9番は、アレッシャンドレ・パット、アレッサンドロ・マトリ、フェルナンド・トーレス、マッティア・デストロ、ルイス・アドリアーノ、ジャンルカ・ラパドゥーラ、アンドレ・シウバの7選手。そして2012-13シーズンからの6シーズンでこの7選手は、計138試合に出場し、わずか31得点しか挙げていないのだ。

 一方のイグアインは、同じ6シーズンでレアル・マドリー、ナポリ、ユベントスの3クラブでプレーし、164得点をマーク。セリエAに来てからのここ5シーズンでは、150得点近くを記録している。イグアインだけで、過去7人のミランの背番号9の5倍以上のゴールを決めているのだ。

 イグアインがA・シウバの纏う背番号9を手にするかどうかは分からないが、ミランのサポーターが9番としての働きに期待しているのは間違いないだろう。
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