「日本中誰が見ても分かる明らかな誤審だ」鳥栖指揮官は金崎へのノーファウル判定に怒り心頭!!

2018年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

失点シーンのPKに対しては「正しい判定だった」と認めたが…

金崎への清水DFフレイレのタックルは明らかに金崎の足に掛かっていたが、ノーファウルの判定。鳥栖のフィッカデンティ監督は怒りを露わに。写真:徳原隆元

[J1リーグ19節]清水1-0鳥栖/8月1日/アイスタ

 鳥栖のフィッカデンティ監督が試合後、怒りを露わにして主審の判定への異議をまくしたてた。

 IAIスタジアム日本平で行なわれた清水対鳥栖の試合は、20分にドウグラスのPKによる1点を守り切った清水に軍配が上がったが、66分過ぎに試合を左右するシーンが生まれる。鳥栖のFW金崎夢生が後方からのスルーパスに抜け出すと、金崎を追った清水DFのフレイレがスライディングタックルを仕掛ける。ボールは金崎が右足でわずかに早く触り、前に持ち出すが、その右足にフレイレのタックルが掛かってしまう。

 金崎は倒され、ファウルをアピールするが、主審はノーファウルの判定。これには当事者の金崎だけでなく、鳥栖ベンチも怒りを露わに、ピッチ際まで飛び出す騒ぎとなった。

 映像では、明らかにフレイレのファウルと言えるシーンが確認できるが、試合はそのまま続行。ファウルと判定されれば、一発退場となってもおかしくない場面だっただけに、試合後にフラッシュインタビューに臨んだフィッカデンティ監督の怒りは、頂点に達していた。

「試合はオープンな試合で、(失点の)PKは正しい判定でした」と冷静に語ったイタリア人指揮官だったが、「ただそのあと、飯田淳平主審によってレッドカードが出なかったのは日本中誰が見ても分かる明らかな誤審。そういうミスで試合が変わってしまうのは、非常に残念で、それ以上自分がつけ足す言葉は何もない」と吐き捨てた。

 怒りの収まらないフィッカデンティ監督はまた、「それによってよく分からない警告が出て、出場停止も出た(※小野裕二が警告を受けて次節出場停止に)。これは、まったく受け入れられない判定だ」と語り、終始、ジャッジへの不信感を露わにしていた。

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