モウリーニョ、開幕前に今季での“クビ”が確実!? ファンからの信頼急落の実態が明らかに…

2018年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦しい台所事情にモウリーニョが本音を漏らす…。

開幕を前に窮地に立たされているモウリーニョ。はたして、カリスマ指揮官は、そうした外野の声を一掃できるのか? (C) Getty Images

 イングランドのプレミアリーグは、8月10日に新シーズンが開幕。そのオープニングデーの金曜日に登場するのが、マンチェスター・ユナイテッドだ。本拠地オールド・トラフォードでレスターと激突する。

 6年ぶりのプレミア制覇を掲げているマンチェスター・Uだが、開幕を9日後に控えた現状は芳しくない。

 アメリカでプレシーズンツアーを行なっているマンチェスター・Uだが、先のロシア・ワールドカップの影響でポール・ポグバ、マーカス・ラッシュフォードらの合流が遅れ、さらにネマニャ・マティッチらケガ人も続出。主力を複数人欠き、思うように準備できないでいる。

 その一方で頼みの補強も進んでおらず、「数か月も前に5人の獲得希望リストを出した」というジョゼ・モウリーニョ監督の願いは、未だに叶っていない。今夏の移籍市場で目立った新加入選手は、シャフタールから5300万ポンド(約77億3800万円)で獲得したブラジル代表MFのフレッジのみだ。

 そうしたチームの台所事情に、モウリーニョはフラストレーションを溜め込んでいるようで、31日の会見では本音を漏らしている。

「本当にイライラする。これからヨーロッパに戻って、すべてのリスクを伴いながらプレミアリーグを始めなければならないからだ。W杯に行った選手たちを欠いてスタートすることになるだろう。彼らはしばらく全体練習に加われないだろうから、試合出場なんてとくに厳しい。少しの恐怖すら感じている」

 開幕を前に険しい表情を浮かべ、早くも嘆き節を展開するモウリーニョ。そんな指揮官へのファンの信頼は、以前よりも揺らいでいる。

 英公共放送「BBC」は、「モウリーニョはあとどれくらい、マンチェスター・Uの監督でいられるか?」というファンに向けた緊急アンケートを実施し、ポルトガル人監督が置かれている状況が厳しいことを伝えている。

 そのアンケートで最も票を集めたのは、「1年以内に辞める」で、全体の47%を記録。それに次ぐのは、「クリスマス前に消える」で38%、そして「続投」は9%に留まった。ちなみに、最も低い数字となったのは「ファーガソンのような王朝の誕生」で、6%しか支持されなかった。

 このアンケート結果を受け、「BBC」は次のように綴っている。

「今のモウリーニョは、カメラの前で勇敢なキャラクターが見られない。レアル・マドリーやチェルシーでメディアとぶつかり、傷つけられ、そのなかで精神が摩耗し、もはや『スペシャル・ワン』としてのカリスマ性は失われた。そして同時に、サポーターからの信頼も消えているのだ。マンチェスターでの監督生活も、先は長くないかもしれない」

 アンケートでファンから厳しい意見を寄せられ、「BBC」には「マンチェスターでの監督生活は長くない」とまで断じられてしまったモウリーニョ。レスターとの開幕戦は、そうした辛辣な見方を一変できるかどうかの大一番になりそうだ。
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