ユベントスで構想外のイグアイン、ミラン移籍に迫る! ボヌッチ&カルダーラを含む大型取引も

2018年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

イグアイン本人が「イエス」と言えば。

イグアインはミランへの移籍が間近と伝えられている。(C)Getty Images

 クリスチアーノ・ロナウドというビッグスターが加入したことで、ユベントスでの立場が危うくなったゴンサロ・イグアインは、ミラン移籍に近づいているようだ。

 イタリアのメディアによると、代理人である兄のニコラス氏が7月30日、ユベントスの首脳陣と面談。『Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙、『Sky Sport』といった大手メディアによると、ユベントスはその席で放出する意向を伝えたという。

 これを受けてニコラス氏は、ミランのレオナルドGD(ゼネラルディレクター)との交渉に臨んだ。ミランは年俸750万ユーロ(約9億8000万円)を用意しているというが、交渉は契約期間が焦点になる模様。また各メディアは、イグアイン本人がレンタルでの移籍に納得するかどうかの問題が残るとの見解を示した。
 
 報道によれば、UEFAのファイナンシャルフェアプレーの制約から、ミランは買い取りオプションつきのレンタル移籍での獲得を目指しているようだ。『Corriere dello Sport』や『Sky Sport』は、2000万ユーロ(約26億円)のレンタル料に3500万ユーロ(約45億5000万円)での買い取りをミランがオファーしていると伝えた。

 一方、『Sport Mediaset』は、レンタル料が1800万ユーロ(約23億4000万円)で買い取り額が3600万ユーロ(約46億8000万円)と報じている。いずれにしても、総額で5500万ユーロ(約71億5000万円)前後の取引と見られているようだ。

 いずれにしても、『Sport Mediaset』は「ミラン移籍寸前」と報じ、『Gazzetta dello Sport』紙も、「イグアインがイエスと言えば、取引は実質的に決まり」と報道。『Sky Sport』も、31日にも移籍が決まる可能性に言及している。

 ユベントスとミランはマッティア・カルダーラとレオナルド・ボヌッチのトレードにも動いており、イグアインの移籍と合わせた大型取引の可能性が取りざたされているところだ。

 C・ロナウドを獲得したユベントスと、アメリカのヘッジファンド「Elliott」が新たにオーナーとなったミラン。それぞれ新時代を迎えたイタリアの名門同士によるビッグビジネスが成立するのか、進展が注目されている。
 
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