【W杯 準々決勝プレビュー】アルゼンチン対ベルギー|ベルギーがどれだけチャンスを作り、決められるか

2014年07月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

メッシを90分間抑え込むのは不可能。その前提に立てば――。

【アルゼンチン】
[出場停止]マルコス・ロホ(DF)
[故障欠場]なし

【ベルギー】
[出場停止]なし
[故障欠場]なし

準々決勝
アルゼンチン 対 ベルギー
13:00(日本時間6日1:00)キックオフ
ナショナル・スタジアム(ブラジリア)
 
【勝負のポイント】
ベルギーのショートカウンター
 
 たった1プレー、ほんの数秒で勝負を決めてしまう今大会の好調メッシを、90分間抑え込むのは不可能。その前提に立てば、決して堅固とは言えないアルゼンチン守備陣に対し、ベルギーがどれだけチャンスを作り、どれだけ決められるかが、ポイントとなるだろう。アザール、デ・ブルイネが急先鋒となる切れ味鋭いショートカウンターで、そのカウンターの対応に難があるアルゼンチンの最終ラインを追い詰めたい。
 
[アルゼンチンの視点]
 攻守に渡って効いていた左SBロホの出場停止は小さくないマイナス。バサンタ、あるいは右からサバレタを回して穴を埋めるはずだが、質の高いベルギーのサイドアタッカーに対してどこまでやれるか。
 怪我のアグエロがおそらくベンチスタートの前線は、メッシをサポートして、どれだけ負担を軽減できるかが、やはり鍵。メッシはトップ下に近い位置に入り、中盤に下がりがちだ。背番号10がゴールから遠ざかると、チームもゴールから遠ざかることになる。イグアインの復調が待たれる。
 
[ベルギーの視点]
 アメリカ戦で先制点を決めたデ・ブルイネは動きにキレがあり、待望の初ゴールを奪ったルカクも上り調子。アザールを含めた攻撃陣は、ロホを欠くアルゼンチンの守備陣と互角以上の勝負ができそうだ。
 メッシに対しては、ヴィツェルを中心に人数をかけて対応し、動きをある程度制限できれば御の字だ。心強いのは守護神クルトワの存在。所属するA・マドリーでは、バルセロナのメッシに1年以上、8試合に渡ってゴールを許していない。
 
◆過去の対戦成績
アルゼンチン
3勝1敗
ベルギー
 
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