武藤嘉紀の獲得にニューカッスル・ファンの間で賛否渦巻く!「素晴らしい補強」「欲しいのは点取り屋」

2018年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直言って知らない」という素直な反応も。

ニューカッスル・ファンはドイツからやって来る日本人FWに対して興味津々のようだ。 (C) Getty Images

 ニューカッスルは現地時間7月27日、日本代表FW武藤嘉紀について「個人合意に達し、メディカルチェックも済ませた」と、公式サイトでを発表した。

 まだ就労ビザの申請が認可されていないため、正式発表には至っていないが、加入は決まったと言っていいだろう。

 武藤は、2015年8月に鳴り物入りでマインツに加入して以来、ブンデスリーガで3年間にわたって主力として活躍してきた。それだけに、新天地での評価は低くなく、ニューカッスルの地元紙『Evening Chronicle』は「攻撃での、もう一つのオプションとなりうる重要なキーマン」と、期待を寄せている。

 地元の名門ニューカッスルをこよなく愛し、日々情報を発信している『Evening Chronicle』は、さらに武藤に対するファンの反応をまとめて紹介している。

 まず同紙が拾ったのは、武藤へのポジティブな声だ。「ムトウについては正直、よく知らないといった声が目立った」としながらも、指揮官のラファエル・ベニテスが獲得を望んだという新戦力に期待に胸を膨らませる、ファンの声を記している。

「良い選手なんだろ? そんな選手が来るのは大歓迎さ。ラファは何が最高なのかを理解しているし、ムトウもきっとやってくれるさ」
「ムトウを買ったことで、ストライカーだけでなく、アシストのできるウイングポジションも埋まった。これで、チームに深みが生まれたね。やっぱりラファは天才だ」
「ムトウの加入は、チームにとって素晴らしいものだ。強くて、速くて、怠慢さが一切く、勤勉であり、努力家だ。それら全てが、ラファの哲学とマッチするよ」

 一方で、武藤の獲得には懐疑的な声もあるようだ。同紙は、辛辣なファンの声もまとめている。

「ニューカッスルに来てくれた以上、もちろんムトウを歓迎したい。けど、今のチームに必要なのはゴールゲッターだろ? 彼にその仕事ができるのか!?」
「マイク・アシュリー(オーナー)がやってる以上は、ムトウだろうと誰が来ようと、クラブの未来は期待できないね」
「ムトウは、日本代表のスタメンですらないんだぞ? 何が起こるかは分からないけど、正直、そこまでの希望は持てない」
「アシュリーにとって大きな賭けだ。失敗すればクビだろう」

 賛否が渦巻いている武藤のニューカッスル加入。はたして、日本代表の韋駄天は、そうしたプレッシャーをはねのけ、夢のプレミアリーグで飛躍することができるのだろうか。
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