香川真司を巡って熱狂ダービー勃発か。今度はガラタサライがモロッコ代表MFとのトレードを画策

2018年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

親友・長友が水面下で説得に当たっている、とも

イスタンブールの両雄が火花を散らしている!? いずれにせよ、ドルトムントのファーブル新監督が香川をそう位置付けているか。すべてはそこからだろう。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 水曜日に成田空港から欧州へと旅立ち、新シーズンのスタートを切った香川真司。そのままボルシア・ドルトムントのキャンプに合流する予定だが、やはり気になるのは熱を帯びている移籍報道の信憑性だろう。
 
 ここにきてマーケットを賑わせているのが、トルコの強豪ベジクタシュからの強い関心だ。ドルトムントに対してレンタル移籍を打診済みで、1年間200万ユーロ(約2億6000万円)のオファーを提示。ドルトムント側はこれを固辞し、その倍額を要求したうえで700万ユーロ(約9億1000万円)の買い取りオプションを条件とした……など、トルコ・メディアを中心に具体的な報道も出ている。

 
 気のはやるベジクタシュ・サポーターが香川のSNSに「Come To Besiktas」と数万件にのぼるメッセージを書き込んでおり、いまや一大現象となってしまっているが、熱烈なラブコールを受けているのは確かだ。

 
 とはいえもともと先に手を挙げたのは、同じイスタンブールに本拠地を置く名門ガラタサライである。7月24日に全国紙『Aslan』が伝えたのは、香川を巡る"ダービー"の勃発だ。そこにガラタサライ所属の長友佑都も絡んでいるというのだから、看過できない。
 
 同メディアはこう報じている。
 
「ベジクタシュが攻勢を仕掛けるなか、ガラタサライも内容のあるオファーをドルトムントに提示したようだ。モロッコ代表の"10番"ユネス・ベルハンダとの交換トレードである。さらにはカガワの親友であるナガトモのバックアップも心強く、水面下で説得に当たっているという。ダービーマッチはガラタサライ優位に進むのだろうか」
 
 昨年夏に鳴り物入りで入団したベルハンダだったが、ファティフ・テリム監督はそのパフォーマンスに満足しておらず、今夏の放出要員と見られている。香川とは同じトップ下が主戦場ながら、ドイツ移籍専門サイト『transfermarkt』が設定した推定市場価格では、香川の1300万ユーロ(約16億9000万円)に対して、ベルハンダは700万ユーロ(約9億1000万円)とかなりの開きがある。「選手+金銭」での交渉となるだろうか。長友の動きに関しては、あくまで同紙の憶測の域を出ないだろう。
 
 周辺は騒がしくなる一方だが、すべては香川がドルトムントに本格合流してから。ルシアン・ファーブル新監督が新シーズンを戦ううえで、日本代表MFをどう位置付けているのかが焦点となる。
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