C・ロナウド、マドリーでの9年間で挙げたゴール数は450! なんとユベントスの23選手の合計得点に相当!!

2018年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

1980年以降のユベントスの得点王は3人

C・ロナウドのトレードマークであるこのゴールパフォーマンスが、何度見られるだろうか。そして、彼の得点力がユベントスの歴史をどのように変えるのかも興味深い。 (C) Getty Images

 ポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドはこの夏、9シーズンを過ごしたレアル・マドリーに別れを告げ、イタリア王者ユベントスに移籍した。
 
 セリエAで前人未到の7連覇中と圧倒的な強さを見せている「老貴婦人」だが、1億ユーロ(約130億円)を超える巨額を投じただけに、C・ロナウドにはさらにチームを飛躍させるスーパーなパフォーマンスを期待しているだろう。求めている要素のひとつが、圧倒的な得点力だ。
 
 イタリア紙『Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』は7月24日、C・ロナウドがマドリーで記録した通算得点が、同時期のユベントスの全ストライカーの得点数とほぼ同じ数字だと報じた。
 
 C・ロナウドはマドリーでの9年間で450得点を挙げた。内訳はリーガ・エスパニョーラで311得点、チャンピオンズ・リーグ(CL)で105得点、コパ・デル・レイで22得点、クラブワールドカップで6得点、スーペルコパで4得点、そして欧州スーパーカップで2得点だ。
 
 一方、同じ2009年から2018年までのあいだにユベントスのアタッカーが記録したのは、454得点。C・ロナウドひとりより、たった4得点多いだけという。しかも、この454得点をマークするのに、ユベントスは23選手を必要とした。
 
 最多の68得点を挙げたのが、現在10番を背負うパウロ・ディバラ。続いてゴンサロ・イグアインが55得点、カルロス・テベスが50得点と、アルゼンチン組が上位を占め、マリオ・マンジュキッチ(34)、アレッサンドロ・マトリ(31)、ファビオ・クアリアレッラ(30)と続く。
 
 その他、フェルナンド・ジョレンテ(27)、アルバロ・モラタ(27)、アレッサンドロ・デル・ピエロ(27)、ミルコ・ヴチニッチ(26)、セバスティアン・ジョビンコ(17)、ヴィンチェンツォ・イアクインタ(13)、ダビド・トレゼゲ(10)、アマウリ(10)が2桁得点をマークした。
 
 それ以外には、エマヌエレ・ジャッケリーニ(6)、フェデリコ・ベルナルデスキ(5)、パブロ・オスバルド(3)、ルカ・トーニ(2)、マルコ・ボッリエッロ(2)、ニッコロ・ジャンネッティ(1)、キングスレー・コマン(1)、そしてモイゼ・ケアン(1)が名を連ねている。
 
 これだけの数のアタッカーたちの合計得点に匹敵するだけのゴールを決めているC・ロナウドが、守備の国イタリアでもその爆発的な得点能力を発揮できるかには要注目だ。
 
 ガゼッタ紙によると、1980年以降のセリエAでユベントスの選手が得点王に輝いたのは、わずかに5回である。
 
 そのうち、1983年からのミシェル・プラティニの3年連続の快挙を除けば、このクラブで得点王となったのは2002年のトレゼゲと2008年のデル・ピエロしかいない。プラティニ以降の33年で2回というのは、ミラン(6回)やインテル、ラツィオ(各5回)といったライバルを下回る。
 
 最後にピチーチ(リーガ得点王)を受賞したのが2015年のC・ロナウドは、ユベントスの選手として11年ぶりにセリエAの得点王になることができるだろうか。
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