“イニエスタデビュー”を同僚も心待ちに。8番を譲った三田啓貴「今日はいちファンとして観たい」

2018年07月22日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「背番号が変わってもプレースタイルは変わらない」

8番から7番になった三田は、出場停止で湘南戦を欠場。ピッチ外からチームメイトのデビューを心待ちにする。写真:茂木あきら

[J1リーグ17節]神戸-湘南/7月22日/ノエスタ
 
 7月22日、J1リーグ17節の神戸対湘南戦のキックオフに先駆けて、ノエビアスタジアム神戸では「初めてのNo.7大作戦」と銘打たれたイベントが開催された。新加入のアンドレス・イニエスタに背番号8を譲り、新たに7番をつけることになった三田啓貴によるもので、背番号8のユニホームを購入していたサポーターに感謝を伝えるために開かれた。
 
 この日集まったのは、約60名のサポーター。その全員に三田からサイン色紙と、自腹で製作したというTシャツが贈呈され、最後は記念撮影で同イベントの幕が閉じた。
 
 この日、おそらく今季最後の8番を身につけてイベントに参加した三田。イベント終了後の囲み取材に応じた際には、「すごく嬉しかった。8番は好きな番号なので、名残惜しさはあります。ただ背番号が変わってもプレースタイルは変わらないので、そこは出していきたい」と感想を述べた。
 
 その8番を譲り受けたイニエスタは、湘南戦でベンチスタート。途中出場が濃厚だ。

 ただ惜しむらくは、三田本人がこの湘南戦は出場停止で、イニエスタと共演する姿を見れないことだ。「今日こそ出たかったんですけどね。タイミングが悪かったです」と苦笑いを浮かべた、「今日はいちファンとして観たい」とコメント。クラッキのデビューに、胸を昂らせているようだ。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
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