「デル・ピエロ以来のビッグネームだ!」 本田圭佑のメルボルン移籍が急浮上! 豪紙も交渉大詰めと報じる

2018年07月20日 サッカーダイジェスト編集部

「マーキー・プレーヤー」として契約間近!?

先のロシアW杯では、途中出場ながらゲームの流れを変える役割を担うなど、存在感を示した本田。そんな男の去就に動きがあった。 (C) Getty Images

 去就問題が注目されている日本代表MFの本田圭佑に動きがあった。

 先のロシア・ワールドカップ終了後から、アメリカやブラジルなど様々な国が新天地として噂されてきたが、ここにきてオーストラリア移籍の可能性が急浮上しているようだ。オーストラリア紙『Sydney Morning Herald』が、メルボルン・ビクトリーとの交渉が進んでいると報じている。

 昨シーズンまでメキシコ・リーグの古豪パチューカに所属した本田は、公式戦36試合で13ゴール・8アシストとインパクトを残しながらも、「新しいことにチャレンジしたい」と明かして今年4月に退団。フリーの立場となった。

 同紙によれば、本田の代理人はここ数か月に渡ってメルボルン、そしてオーストラリア・サッカー連盟と水面下で話し合いを重ね、「"マーキー・プレーヤー"としての加入で折り合いがついたようだ」という。

 サラリーキャップ制度を取り入れているAリーグは、大半の選手の年俸が制限内に低く抑えられている一方で、給与に制限を設けない特別な選手として「マーキー・プレーヤー」の契約が、各クラブ2人まで認められている。

 となれば、気になるのはメルボルンの現状だが、ドイツ・ブンデスリーガのフライブルクから元ドイツU-19代表DFのゲオルグ・ニーダーマイアーを「マーキー・プレーヤー」として獲得しているものの、現時点であと1枠余っている。

 また、4枚の外国人枠も、ニーダーマイアーとニュージーランド代表FWのコスタ・バルバルセスにしか使っていないため、本田獲得に支障はない。

 そのため、地元メディアは熱を帯びている。地元紙『ROAR』は、国内リーグの活性化に繋がると期待を寄せている。

「32歳となるホンダは、ロシアW杯後に代表引退を決意したが、依然として能力に衰えは見られない。仮に契約となれば、2012年にアレッサンドロ・デル・ピエロがシドニーFCに加入した時以来となる、ビッグネームの到来ということになるだろう」

『Sydney Morning Herald』は、本田の給与支払いには、オーストラリア・サッカー連盟のマーキー・ファンドからも支援を受けられるため、約300万豪ドル(約2億5000万円)といわれる、メルボルンの他の選手らの総年俸を超える(!)破格の待遇を本田は提示されていると、契約に関する詳報も綴っている。

 一連の報道を考えれば、本田の豪州挑戦の可能性は高いようにも思えるが、はたしてどうなるのか? 今後の動向には要注目だ。
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