なぜ日本代表キャプテンが!? 英メディアが独自のデータ算出でロシアW杯「ワースト11」を選定!

2018年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

その理由は「ベテランの経験を活かし切れなかった」から?

錚々たる顔ぶれのワースト11。4強進出もカラスコやスターリングには厳しい評価が。(C)SOCCER DIGEST

 フランスとクロアチアが決勝で激闘を演じるなど、最後の最後まで好勝負が続いたロシア・ワールドカップ。19歳の新星キリアン・エムバペがが眩いばかりの輝きを放てば、ルカ・モドリッチがいぶし銀のプレーで唸らせ、エデン・アザールは不屈の闘争心で赤い悪魔をぐいぐいと牽引した。

 その一方で、期待されたパフォーマンスを発揮できず、"残念"な評価を得てしまった選手たちがいるようだ。世界中の詳細なデータを収集、集計している英国のデータサイト『Whoscoard.com』が選定したのは、いわゆる大会の「ワースト11」だ。そこはデータサイトらしく、さまざまな個人スタッツや戦術データなどを数値化した独自の評価基準。思いもよらない結果を叩き出した。

 日本のサッカーファンがなにより驚かされるのが、西野ジャパンで不動のキャプテンを務め上げた長谷部誠のセレクトだ。同サイトは、こう説明する。

「彼にとってワールドカップ最大のインパクトは、ベルギーのナセル・シャドリと対峙して抑え切れず、2-3でベルギーに敗北したことだ。サムライブルーにとってレッドデビルズ(ベルギー代表の愛称)は手に余った。34歳のハセベは豊富な経験をもとに立ち向かったが、6つのファウルを重ね、8つのタックルのうち4回で突破を許した点は、守備的MFとして十分とは言えない」

 評価スコアは「6.28」。ベテランゆえの厳しいジャッジとなったのだ。
 
 ちなみに同じMFには、スウェーデン代表のセバスティアン・ラーション、ポルトガル代表のベルナウド・シウバ、ベルギー代表のヤニック・カラスコが選出されている。

 また、ワースト11のなかでもっとも低評価の「5.63」をマークしてしまったのが、スペイン代表の守護神ダビド・デ・ヘアだ。「大会前のプレミアリーグやテストマッチでは素晴らしい出来だった。それは間違いない。しかし蓋を開けてみればどうだ。初戦でクリスチアーノ・ロナウドに3点を許して今大会最低の4.13という評価に甘んじ、3試合に出場しても当サイトで5.63という平均値に終わった。これはロシア・ワールドカップ大会の選手のなかで最低のスコアだ」と断じた。

 同サイトが集計した「ワースト11」と各評価スコアは以下の通りだ。

GK
ダビド・デ・ヘア(スペイン) 5.63

DF
ビクトル・リンデロフ(スウェーデン) 6.62
エドソン・アルバレス(メキシコ) 6.53
ニコラス・タグリアフィコ(アルゼンチン) 6.31
フョードル・クドリャショフ(ロシア) 6.13

MF
セバスティアン・ラーション(スウェーデン) 6.4
ヤニック・カラスコ(ベルギー) 6.62
ベルナウド・シウバ(ポルトガル) 6.57
長谷部誠(日本) 6.28

FW
ラヒーム・スターリング(イングランド) 6.53
ゴンサロ・グエデス(ポルトガル) 6.53
 
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