頭を強打し、緊急搬送された中村航輔は脳震盪。今後に関しては…

2018年07月18日 松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

途中交代を余儀なくされた中村。診断の結果、大きな異状はなし

5月20日の名古屋戦でも頭部を強打してピッチを去っていた中村。検査の結果、大きな問題は見当たらなかったようだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ16節]柏0-1FC東京/7月18日/柏

 7月18日、J1・16節に行なわれたFC東京戦で頭部を強打した柏のGK中村航輔の状態について、加藤望監督が試合後に言及した。

 中村は61分、味方がボールに触れてオウンゴールを献上した場面で負傷。FC東京の東慶悟の右クロスを処理した際に富樫敬真の左膝が後頭部を直撃し、途中交代を余儀なくされていた。

 試合中のアクシデントに関して指揮官は、中村が外に運ばれた際にトレーナーなどから話を聞いた様子。「詳しくは分からないですが、脳震盪ということみたいです」と説明し、中村がただちに柏市内の病院に向かったことを明かした。

 その後、病院で診断された結果が判明。脳震盪のため、今晩は病院に入院する形を取るが、大きな異常はないとのこと。意識もあり、会話もできる状態にあるという。
 今後については、現時点で退院の時期は未定で、所定の回復プログラムで様子を見ながら段階を追って戦列に戻ることになるという。

 中村は5月20日のJ1・15節の名古屋戦でも相手FWのジョーと交錯し、脳震盪と診断されている。それから約2か月後にまたしても悪夢に見舞われたが、中村の状態はひとまず問題なさそうだ。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWeb編集部)
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