「タトゥーのデパートだ!」 米ファッション誌がネイマールらW杯スターの“酷い”入れ墨を特集

2018年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サクラダファミリアに影響されすぎた」メッシのタトゥー。

世界的なファッション誌である『GQ』が組んだ特集。W杯を彩ったビッグネームたちがプレーではなく身体に彫り込んだ「作品」で評価を受けた。 (C) Getty Images

 フランスがクロアチアとの熱戦を制し、20年ぶり2度目の優勝を飾って幕を閉じたロシア・ワールドカップ。「史上最高の大会」との呼び声が高く、数多の名ゴールや名シーンに彩られた。

 閉幕から数日が経つも、いまだ興奮が冷めやらぬなか、アメリカの男性ファッション誌『GQ』は、ロシアW杯のスターたちの特集を組んでいる。同誌がピックアップしたのは、選手たちの身体に刻まれた「タトゥー」だ。

「FIFAワールドカップの酷かったタトゥー」と題した同特集では、今大会に登録された全736選手の中で、宗教的なシンボルや家族の肖像画、さらには意図の分からない絵柄のタトゥーをを品評している。

 同誌がまず紹介したのは、アルゼンチン代表のリオネル・メッシだ。

 言わずと知れた大スターの左足には、大きなサッカーボールと5歳の息子チアゴ君の足型、そして背番号10が刻まれているのだが、これに『GQ』は「彼の愛は息子に捧げられている」と記した。

【PHOTO】ネイマールらW杯スターの「劣悪すぎる」タトゥーを厳選ショットで紹介!
 

 さらにメッシの右腕のタトゥーについては、「サクラダファミリアとイエス・キリストにインスピレーションを受けすぎている」と綴り、「メッシはボディーアートを通して、自分の主義主張をアピールすることを好んでいるようだ」と推測している。

 続いて紹介されたのは、ブラジル代表FWのネイマール。今大会は新ヘアースタイルが「スパゲッティみたいだ」と揶揄されるなど、ピッチ外の話題が先行したセレソンのエースは、右腕の外側に妹のラファエラさんの、内側に母親のネイディーンさんの肖像画、さらに肘には父親のシニアさんの目を掘っている。これについての『GQ』の論評は、以下の通りだ。

「ネイマールは常に、家族を自分の近くに置いておきたいようだ。そして彼の身体の所々には、『人生はジョーク』『愛』『祝福』といった言葉が刻まれているが、何かと影響されやすいのかもしれない」

 また、W杯開幕前にタトゥーで物議を醸したイングランド代表のラヒーム・スターリングも同誌に登場している。

 23歳の韋駄天は「僕が2歳の時、父は銃で撃たれて死んだ。だから、自分自身に誓ったんだ。『僕は生涯、銃に触らない』とね」との理由で、左足に自動小銃のタトゥーを入れたのだが、それが「病的だ」と非難を浴びた。

 しかし『GQ』は、スターリングの行為を好意的に捉えている。

「彼は論争の的となるタトゥーを彫った。マシンガンである。あなたはこの複雑なアートと個性を見て、『暴力を促進する』と言うだろう。ただ、彼にはきちんとした意図がある。2歳の時に銃殺された父親の死に向き合おうとしているのだ」

【PHOTO】メッシやネイマールらW杯スターのユニークすぎるタトゥー 
 

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