決勝初のOG、シュート0本でのゴールは過去に例なし…フランスの先制点は“初物尽くし”! 【ロシアW杯】

2018年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンジュキッチは不名誉な「第1号」に…

マンジュキッチはまさかのオウンゴール。後半に一矢報いるゴールを自ら奪ったが……。 (C)Getty Images

 現地時間7月15日、ロシア・ワールドカップ決勝が行なわれ、フランスがクロアチアを4-2で粉砕。自国開催の1998年大会以来、2度目の世界一に輝いた。

 フランスは前半のうちに一度は追い付かれたが、2-1でハーフタイムを迎えると、後半に2点を追加。GKのユーゴ・ロリスのミスから1点を返されたが、最後までリードを守り切って凱歌を挙げた。

 歓喜に沸いたフランスだが、データ会社『Opta』によると、世界王者となった「レ・ブルー(フランス代表の愛称)」の先制ゴールで、ワールドカップ決勝史上初の出来事をふたつ起こっていたという。

 18分にフランスは右サイドでFKを獲得。アントワーヌ・グリエーズマンがゴール前にボールを入れると、クリアをしようとしたクロアチアのマリオ・マンジュキッチの頭に触れる。これで微妙にコースが変わり、ボールはゴールネットに吸い込まれた。

 フランスが奪った先制点の公式記録はオウンゴールであり、これはファイナル史上初。さらに両チームがシュート0本にもかかわらずゴールを奪ったのは、W杯史上で過去に例のないことだった。

 また『Opta』は、今回のファイナルに関する事象を、ほかにも伝えている。

 フランスとクロアチアの大一番は4-2というスコアで終わったが、決勝で両チーム合わせて6得点以上が入るのは、1966年のイングランド大会(イングランドが4ー2で西ドイツに勝利)で以来。1チームで4得点以上奪ったのは、1970年メキシコ大会のブラジル(4-1でイタリアに勝利)以来だった。

 様々な出来事が起こった決勝を経て、ロシアW杯はフランスの優勝で幕を閉じたが、4年後のカタールでは、また新たな記録が生まれるだろうか。

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