「まるでおとぎ話」「雷鳴を響かせた!」乾貴士を米メディアが“ライジングスター5傑”に選出!

2018年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ベティスはイヌイを獲得できてラッキーだった」

すっかり世界的な知名度を得た乾。新シーズンのベティスでのパフォーマンスも大いに注目されそうだ。(C)Getty Images

 リーガ・エスパニョーラの名門ベティスへの入団が決まった日本代表MF、乾貴士に新たな勲章が加わった。米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports Asia』がロシア・ワールドカップにおける"ライジングスター5選"を発表。天才ドリブラーは堂々とその名を連ねたのだ。
 
 同メディアが「数多のビッグクラブの名手たちが輝けないなか、世界中のファンを楽しませた」と評したのは。いずれも今大会で主役級のプレゼンスを示した強者ばかり。ともにロシアの躍進を支えたMFデニス・チェリシェフ、MFアレクサンドル・ゴロビン、クロアチアの右サイドで躍動したMFアンテ・レビッチ、日本戦で同点FKをねじ込んだコロンビア代表のレフティーMFファン・フェルナンド・キンテーロといった面々で、そこに乾を加えた5人だ。みな大会前はさほど注目されていなかったが、一大ブレイクを遂げて声価を一気に高めた。

 
 30歳の日本人アタッカーにはこんな寸評が添えられている。
 
「まさに、おとぎ話だ。ポーランドとコロンビアを差し置いて日本がグループリーグを突破するなど誰が想像できただろうか。その快進撃の急先鋒に立ったひとりがタカシ・イヌイである。ペース、ビジョン、ドリブルのどれもが素晴らしく、経験に裏打ちされた妙技を随所で披露した。セネガル戦の同点弾は見事だったが、やはりハイライトはベルギー戦のミドルシュートだろう。雷鳴を響かせたショットで世界中に驚きを提供したのである」
 
 そして2018-19シーズンに乾が籍を置くベティスに対しては、「大会前に彼を獲得しておいて本当にラッキーだった。移籍金ゼロで手中に収めたのだから。もし大会後であったなら途轍もない争奪戦になっていただろう」と綴っている。
 
 いまだ世界中のメディアから注目を集め続けている乾。それだけ鮮烈なインパクトを与えたということだ。
 
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