「僕が世界最高DFのひとりだと分かってもらえただろう」
2017-18シーズンの前半は屈辱に満ちたものだった。それでもロブレンは腐らずに黙々と前へ歩を進め、ついにはW杯決勝の舞台に辿り着いた。(C)Getty Images
延長戦にまでもつれ込んだ準決勝のイングランド戦を2-1でモノにし、史上初のワールドカップ決勝に辿り着いたクロアチア代表。チーム自慢の堅守を最終ラインで支えているのが、リバプールのCBデヤン・ロブレンだ。
29歳のベテランにとって、2017-18シーズンは苦難に満ちたものだった。当初からプレミアリーグではスピード不足や対応の遅れなどが指摘され、解説者からも手厳しい批評を受けてきた。その極めつきとなったのが、昨年10月22日のトッテナム・ホットスパー戦だ。敵地で1-4の惨敗を喫したゲームで、ロブレンは前半30分で交代を命じられた。その直前に冒したヘディングのミスが手痛い失点に繋がったのだ。
ファンから激しいバッシングを受け、メディアでも糾弾された。挙げ句には家族への殺人脅迫や自宅が襲撃に遭うなど、許されざる事態に発展したのだ。それでもロブレンは黙々とタスクをこなし、ユルゲン・クロップ監督の信頼をふたたび勝ち取っていった。
29歳のベテランにとって、2017-18シーズンは苦難に満ちたものだった。当初からプレミアリーグではスピード不足や対応の遅れなどが指摘され、解説者からも手厳しい批評を受けてきた。その極めつきとなったのが、昨年10月22日のトッテナム・ホットスパー戦だ。敵地で1-4の惨敗を喫したゲームで、ロブレンは前半30分で交代を命じられた。その直前に冒したヘディングのミスが手痛い失点に繋がったのだ。
ファンから激しいバッシングを受け、メディアでも糾弾された。挙げ句には家族への殺人脅迫や自宅が襲撃に遭うなど、許されざる事態に発展したのだ。それでもロブレンは黙々とタスクをこなし、ユルゲン・クロップ監督の信頼をふたたび勝ち取っていった。
イングランド戦後、英メディアの前に現われたロブレンはこう答えている。
「特別な感情がこみ上げてくるのを抑えられなかった。人びとは、さぞや難しいシーズンを送っただろうと言う。いやでも、僕はそうは思わない。僕はリバプールをチャンピオンズ・リーグの決勝にまで導いた。そして今日、ナショナルチームとともにファイナルに進むことができた。人びとが分かってくれただろう。僕が世界最高のディフェンダーのひとりであるということを。これまでどれだけナンセンスな批評をしてきたかをね」
試合前日には、こんな失礼な質問を浴びせられたという。
「あのスパーズ戦の1-4で敗れたゲームをどう振り返りますか? だって。耳を疑ったし、そこにはリスペクトの欠片もない。ひとは誰だってミスをする。でもいつまでもそこに引き戻されるのはフェアではない。まったく理解できない話だ」
対戦したイングランド代表との"違い"について問われると、端的にこう答えた。
「メンタルの差、それに尽きる。僕たちは歴史を変えようと必死だった。そしてそれをやり遂げた。連戦続きでスタミナ面をとやかく言われていたけど、延長戦に入ってもずっと走れていたのはどっちだった? メンタルの問題だよ」
「特別な感情がこみ上げてくるのを抑えられなかった。人びとは、さぞや難しいシーズンを送っただろうと言う。いやでも、僕はそうは思わない。僕はリバプールをチャンピオンズ・リーグの決勝にまで導いた。そして今日、ナショナルチームとともにファイナルに進むことができた。人びとが分かってくれただろう。僕が世界最高のディフェンダーのひとりであるということを。これまでどれだけナンセンスな批評をしてきたかをね」
試合前日には、こんな失礼な質問を浴びせられたという。
「あのスパーズ戦の1-4で敗れたゲームをどう振り返りますか? だって。耳を疑ったし、そこにはリスペクトの欠片もない。ひとは誰だってミスをする。でもいつまでもそこに引き戻されるのはフェアではない。まったく理解できない話だ」
対戦したイングランド代表との"違い"について問われると、端的にこう答えた。
「メンタルの差、それに尽きる。僕たちは歴史を変えようと必死だった。そしてそれをやり遂げた。連戦続きでスタミナ面をとやかく言われていたけど、延長戦に入ってもずっと走れていたのはどっちだった? メンタルの問題だよ」