５位の東京Vユースがホームに２位の柏U-18を迎えた一戦は、柏U-18が前後半の開始早々に電光石火のアタックを決めるなど３得点を奪い、勝利を収めた。
 
　試合が動いたのは、開始わずか35秒のことだった。中盤でMF白川恵士朗がボールを受けると、最終ラインの裏へロングパスを送り込む。これに１トップの大島康樹が反応し、冷静にゴールに蹴り込んだ。これでリズムを掴んだ柏U-18は得意のポゼッションをベースにゲームを支配する。
 
　１-０で迎えた後半。柏U-18はまたもや立ち上がりに相手の隙を突く。後半開始30秒、キックオフとともにゴール前になだれ込んだ柏U-18は、大島のシュートがGKに止められたものの、MF伊藤達哉がいち早くゴール前に詰めシュートを放つ。伊藤のシュートは東京Vユースの守備陣に二度撥ね返されるも、こぼれ球をMFマイケル・ジェームスが豪快に蹴り込んで追加点を挙げた。
 
　２点のリードを奪った柏U-18は、66分に東京VユースのFW室町仁紀に鮮やかなダイレクトボレーを決められるが、後半アディショナルタイムには途中出場のFW浮田健誠が３点目を奪いダメ押し。柏U-18が日本クラブユース選手権関東予選敗退のショックを払拭する快勝で、２位をがっちりとキープした。
 
取材・文：安藤隆人（サッカージャーナリスト）
【写真】EAST６節／東京Vユース 対 柏U-18
 
プレミアリーグ６節の結果
EAST
清水ユース（15） ３-４ 流経大柏（11）
鹿島ユース（６） ２-２ 札幌U-18（５）
青森山田（５） ２-３ JFAアカデミー福島（５）
市立船橋（８） ０-１ 三菱養和SCユース（８）
WEST
富山一（２） １-１ 京都U-18（４）
東福岡（12） ５-１ 東山（５）
広島ユース（13） ２-０ 神戸ユース（８）
京都橘（０） １-３ 名古屋U18（16）
G大阪ユース（10） ２-３ C大阪U-18（15）
※（　）内の数字は勝点