「まず、顔を上げて…」元マンU伝説のDFは“神童”エムバペをどう止める? その回答が面白い【ロシアW杯】

2018年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

彗星のように現れた神童をいかにして止めるのか?

現役時代は闘志溢れるプレーと鋭い読みで相手FWを食い止めていたファーディナンドは、エムバペをどう分析したのだろうか? (C) Getty Images

 ロシア・ワールドカップ制覇まであと一歩のところまで辿り着いたフランス。そんなレ・ブルーの攻撃を力強く牽引しているのが、19歳の"神童"キリアン・エムバペである。

 3年前にトップキャリアを歩み始めたばかりのティーンエイジャーは、初参戦となったW杯の舞台でも物怖じすることなく躍動。現地時間7月10日に行なわれた準決勝のベルギー戦では、チームが守勢に回るなか、随所でハイクオリティーなプレーを披露。得点こそなかったものの、その技巧で相手守備陣を翻弄した。

 そんなサッカー界に彗星のごとく現れた神童FWをレジェンドたちはどう見ているのか。英公共放送『BBC』で解説を務めている元マンチェスター・ユナイテッドのリオ・ファーディナンドの回答は、実に面白いものだった。
 
 ベルギー戦の中継で解説を務めていたファーディナンドは、同じく番組に出演していた元ニューカッスルのFWアラン・シアラーに「君だったらエムバペをどう止めるんだい?」と投げかけられると、しばらく考えてから神妙な顔つきで言い放ったのである。

「そうだなぁ……まず、顔を上げて言うだろうね、『助けてくれ、お願いだ』って」

 ファーディナンドと言えば、かつてマンチェスター・Uの不動のディフェンスリーダーとして君臨し、プレミアリーグとイングランド代表で一時代を築いた、まさに言わずと知れたレジェンドだ。そんな偉大なCBでも対応策を見失うほどの才覚を放つエムバペ。末恐ろしい限りである。
 
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