「鋼のように結束!」「ベルギーを寄せ付けず」フランスの完勝を英紙が絶賛!【ロシアW杯】

2018年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランスは日替わりでヒーローが誕生

試合後、決勝点を決めたウンティティを祝福するデシャン監督。(C)Getty Images

 ロシア・ワールドカップ準決勝。第1戦のフランス対ベルギーは2-0でフランスが勝利したが、激しい攻防が続いたこの対戦について、英紙『INDEPENDENT』は決勝に勝ち上がったフランスの戦いぶりを絶賛している。

「2度目の優勝を狙うフランスはベストメンバーでこの一戦を迎えた。ディディエ・デシャン監督はすべての点で用意周到だった。フランス代表チームはは試合を重ねるごとにステップアップし、鋼のように結束している。また、主役として活躍する選手が試合ごとに誕生している」

 決勝トーナメント以降のフランスの得点者には、1回戦のアルゼンチン戦では、アントワーヌ・グリエーズマン、バンジャマン・パバール、キリアン・エムバペ、準々決勝のウルグアイ戦ではグリエーズマンとラファエル・ヴァランヌ、準決勝ではサミュエル・ウンティティと5人が名を連ねる。

 同紙は、今大会でレギュラー出場している選手たちがこうして入れ替わり得点を挙げてている状況に、チームとしての厚みがあると指摘しているのだ。また、若手が躍動する一方で、ベテランも踏ん張り存在感を示すことで、理想的なチームを形成していると称賛した。
「フランスの方がチームとしての完成度が高いといえる。ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は手を尽くしたが、選手交代でゲームバランスを失うきっかけを作ってしまった。フランスはポール・ボグパ、エヌゴロ・カンテ、"隠れた天才"ブレーズ・マテュイディが中盤を守り、エムバペは空いたスペースで躍動する。厚みのある攻撃と守備でベルギーを寄せ付けなかった」(『INDEPENDENT』)

 もしフランスが優勝すれば、選手としての優勝経験をもつデシャンは「選手・監督、両方の立場で優勝したことのある人物」となる。これは史上3人目となる快挙であり、モチベーションも高く決勝戦に臨むだろうとしている。

 最後に、フランスが決勝に残ったため、クロアチアとの対戦を控えるイングランドの立場からは「もし決勝戦で対戦するとしたら、非常に手強い相手になる。警戒しなくてはいけない」と締めくくっている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事