「フットボールが帰ってくるわけねぇ」イングランドの躍進をめぐり、ロック界の名物兄弟が大喧嘩!【ロシアW杯】

2018年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

兄の興ざめするセリフに怒った弟。

奔放な発言が目立つ兄ノエル(左)に対して、リアム(右)は怒りの反論を食らわせた。 (C) Getty Images

 母国開催で栄冠を勝ち取った1966年大会以来の世界制覇に向け、あと2勝と迫っているイングランド。大会前の下馬評が高くなかったことを考えれば、望外の躍進と言ってもいいだろう。

 イングランド国内は当然、我らが代表チームの快進撃に沸いているが、そんな中、サッカー好きの、ある兄弟の喧嘩が話題となっている。同国を代表する有名ロックバンド『オアシス』の元メンバーであるギャラガー兄弟だ。

 マンチェスター生まれで、マンチェスター・シティの熱烈なファンとしても知られる2人の、イングランド代表を巡る喧嘩の発端となったのは、兄ノエルの一言だった。7月8日に行なわれたスウェーデンとの準々決勝を前に開催されていたライブにおいて、「イングランドが優勝する見込みなんてないぜ」と言い放ったのだ。

 当然、ファンからブーイングを受けたノエルだったが、それに対してたじろぐどころか、さらに1996年に発表された代表の応援ソング『Three Lions』の一節、「帰ってくる、帰ってくる、フットボールが帰ってくる」を引用したチャントを繰り返すファンを一蹴した。

「本当のことを言うとさ、フットボールが帰ってくるわけねぇと思ってる。そんなことありえねぇよ。お前らだって、それは知ってんだろ? 俺もそれは分かってるんだ」

 発言の真意は定かではないが、熱狂を興ざめさせる兄の発言を嘆いたのは、弟のリアムだ。これまでも幾度となく喧嘩し、確執が取り沙汰されている兄に対して、リアムは自身のツイッターで次のように意見した。

「自分のカミさんがそうさせてくれないからって、自分の国を応援しないっていうのは悲しいよな。ハッシュタグ『間抜け』、ハッシュタグ『言いなり野郎』。帰って来るんだよ」

 2009年に解散した『オアシス』を再結成しない理由ともいわれている兄嫁サラ・マクドナルド(※スコットランド人)を引き合いに、ノエルを批判したリアムのツイートには、多くのイングランド・サポーターも反応。「全くその通りだ」や「アイツの言うことなんて信じない」といった賛辞の声が相次いでいる。

 はたして、この兄弟喧嘩の結末はどうなるのか? 全てはイングランド代表の戦いにかかっている。
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