次こそリオ五輪世代が主役になる番! W杯未招集組にもいる25歳以下の有望株20選

2018年07月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

FW編――久保、中島らの海外勢に加え、ポテンシャル十分のあの男がついに覚醒?

ロシアでは輝き切れなかったリオ五輪世代。カタールで巻き返したい。写真は、左から井手口陽介、室屋成、中島翔哉、鈴木武蔵、南野拓実。(C) Getty Images,SOCCER DIGEST

 ロシア・ワールドカップを終えた日本代表にとって、今後否が応でも直面するのが世代交代の波だろう。その意味で、今後フォーカスされるのが下からの突き上げだ。とりわけ、25歳~21歳が揃うリオ五輪世代の台頭は今後の日本代表にとって不可欠な戦力となってくる。リオ五輪経由でロシア・ワールドカップに臨んだ選手たちとしては、遠藤航、植田直通、中村航輔、大島僚太の4名が選ばれたが、いずれもピッチに立つことはなかった。奮起が期待される世代ではあるが、ここでは今大会への未招集組から25歳以下の有望株20人を厳選して紹介。ロシア後のブレイクスルーを果たすのは誰か?
 
 
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久保裕也
ヘント(BEL)
 
生年月日:1993年12月24日(24歳)
身長・体重:178㌢・72㌔
今季リーグ戦:30試合・7得点
招集歴:U-16代表、U-17代表、U-18代表、U-19代表、U-22代表、U-23代表、A代表
 
 昨季のリーグ戦ではエースのヤレムチュクに次ぐチーム2番目の7得点。5年間海外で磨いた鋭いドリブルと豪快なフィニッシュワークは、今後も日本代表の大きな武器になるはず。ワールドカップでは、所属チームの日程との兼ね合いなどを理由に招集が見送られたが、結局声は掛からずじまい。4年後は絶対不可欠な選手となるべきだろう。
 
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中島翔哉
ポルティモネンセ(POR)/FW
 
生年月日:1994年8月23日(23歳)
身長・体重:164㌢・64㌔
昨季リーグ戦:29試合・10得点
招集歴:U-17代表、U-19代表、U-21代表、U-22代表、U-23代表、A代表
世界大会出場歴:2011U-17、2016五輪
 
 海外挑戦1年目から10ゴール・12アシスト。一躍声価を高め、いまや移籍マーケットでの価値は日本人4番目の推定市場価格に(7億1500万円)まで急騰。来季も好調を維持すれば、代表の主力定着は間違いない。ハリル時代の2試合でもゴールに絡む活躍を見せたが、ポゼッションベースに回帰しても技術の高い中島にとっては優位な状況となるはずだ。
 
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鈴木武蔵
V・ファーレン長崎/FW
 
生年月日:1994年2月11日(24歳)
身長・体重:185㌢・74㌔
今季リーグ戦:12試合・5得点
招集歴:U-16代表、U-17代表、U-18代表、U-19代表、U-20代表、U-21代表、U-22代表、U-21代表
世界大会出場歴:2011U-17、2016五輪
 
 ジャマイカ人の父を持ち、全身バネのような身体能力を誇る。そのポテンシャルの高さとは裏腹に、いまひとつ壁を突き抜けきれないイメージがあったが、長崎に完全移籍した今季は、ついに覚醒の時を迎え、15節終了時点ですでにキャリアハイの5ゴールをゲット。大砲となる可能性を探る意味でも、A代表でテストしておきたい存在。
 

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