「あまったれの証拠だ」ネイマールの“過剰演技”時間が判明! 各国メディアとファンの反応は?【ロシアW杯】

2018年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ツイッターでファンも非難を寄せるなかで本人は…。

今大会に出場している選手の中では、最もファウルを受けているネイマールだが、あまりに行き過ぎた痛がり方は非難の対象となっている。 (C) Getty Images

 史上最多6度目の世界制覇へ向け、ロシア・ワールドカップで準々決勝まで勝ち上がったブラジル。大会初戦のスイス戦では、1-1と引き分けたものの、それ以降は、サッカー王国らしく堂々たる戦いぶりを見せつけ、無失点で8強入りを決めている。

 そんなカナリア軍団の攻撃を牽引しているのが、ネイマールだ。

 背番号10を背負う26歳は、大会の4か月前に負った右足第5中足骨の骨折からの回復具合が不安視されていたが、蓋を開けてみれば、ここまで4試合で2ゴールと上々のパフォーマンスを披露している。

 一方でネイマールへは批判的な声も飛んでいる。それはピッチ上で相手選手と接触する度に過剰に痛がる素振りを見せているからだ。決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦では、70分過ぎにミゲル・ラジュンと軽く接触して2分以上ものたうち回り、その後、何事もなかったかのようにプレーしたことが物議を醸した。

 メキシコ代表の知将ファン・カルロス・オソリオをして、「時間の無駄だった」と言わしめたネイマールの"過剰演技"が一体どれだけのロスになっているのか? このほど、その興味深い時間が明らかになった。
 
 スイスのテレビ局『RTS』が、ネイマールが出場した4試合で転がっていた時間は「14分」だったと明らかにしたのだ。

 これを各国メディアも伝えているのだが、ブラジルの宿敵アルゼンチンの有力紙『Ole』は、「セレソンのクラッキは14分も転げ回っている。これだけの時間があったら他に何かできるだろう」と呆れ気味に報道。スペイン紙『Marca』は、「彼は今大会で最も削られている選手(※被ファウル数23回)だが、その演技で多くのライバルが悩まされている」と綴った。

 また、SNSでもネイマールの過剰な反応に対する批判的な声が目立っている。ツイッターでは、14分も転がっている事実を知ったファンが、次のようにつぶやいていた。

「さすが劇団ネイマールだ。しっかりと演技を楽しむ時間を与えてくれている」
「彼の痛がりを取り締まるルールを設けるべき。あまりに長い」
「あまったれの証。偉大な選手なら、すぐに戦うために起き上がる」
「神は見ている。人を欺く選手は世界一にはなれない」
「せっかくの才能を無駄にしている」

 これだけ批判的な意見が飛び交う中でも、当のネイマールは、「そういう批判を気にするつもりはない。僕を弱らせようとしているだけだから」と意に介していない。この強靭なメンタリティーは流石というほかない……。
 
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