プレミアの経験を活かせるか? 吉田麻也が語るタレント軍団・ベルギーの傾向と対策

2018年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「つけ入る隙はあると思っている」と語る

 ベスト8を賭けた試合を現地7月2日に控え、日本代表のセンターバックを務める吉田麻也が意気込みを語った。

 ベルギーはグループリーグで3連勝、計12ゴールを挙げた。得点源となっているのは決定力に優れたアタッカーたちだ。

 そのうち、ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)、エデン・アザール(チェルシー)、ケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・シティ)などは、吉田が在籍するプレミアリーグで活躍している。重要な場面では対戦経験のある吉田の判断や経験が物を言うときがあるだろう。

「まあそうは言ってもひとりでは守れないんで、組織でやっぱりグループとして団結して守らなければならない対戦チームだと思っている。いかに90分を通して、もしかしたらそれ以上になるかもしれませんが、突き詰めていけるか。いかに集中して自分たちのタスクを遂行できるかが、重要になってくると思います。

 ベルギーは"個"の力で対応してくる場面が多々ある。もちろんその個が非常に優れているのは理解していますけど、チームとしては、そこにつけ入る隙があるんじゃないかなとも感じている。人数をかけてうまく頭を使いながら、チャンスを見い出せたら」

 大会唯一のアジア勢として、そして突破すればワールドカップでは日本初となるベスト8を達成することから、海外のメディアからも注目されているようだ。
 吉田自身が海外メディアから質問を受け、英語で応対する姿が見られた。

「さっき英語でも言いましたけど、ここで勝つことができれば、日本サッカーの新たな歴史を刻める。そこは非常に大きなモチベーションになっています」。

 日本サッカーのためと意気込む吉田の思いが、チームを勝利に導くだろうか。
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