英誌がW杯出場32か国を格付け! 西野ジャパンは“皮肉”を込めて14番目の評価に…

2018年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ベルギー戦ではイヌイをスタートで!」

日本はベスト16進出チームでは下から3番目の順位。同誌の乾(14番)への評価がすこぶる高い。(C)Getty Images

 ロシア・ワールドカップはグループリーグが終了し、ノックアウトラウンドに進む16チームが確定した。6月29日は今大会初の休養日となり、各国メディアは前半戦の総括特集を組むなど、企画色豊かにコンテンツを提供している。
 
 そんななか、英サッカー専門誌『Four Four Two』が選定したのが、出場32か国のパフォーマンス・ランキングだ。かなりの独断と偏見で、なにかしらのデータに基づいたものではない。純粋な出来とインパクトの度合いなどから選定委員会が作成したという。
 
 トップ評価を得たのはクロアチアだ。「素晴らしいパスサッカーで3連勝を飾った」とされ、第2戦でアルゼンチンを3-0で葬った内容が高く評価された。同じく3連勝のベルギーが2番手で、こちらは「チョコのように甘いサッカー。3試合で7得点は最多。ノックアウトラウンドではさらに攻撃陣が爆発するだろう」と、暗にベスト16で対戦する日本戦での圧勝を予想している。3位ウルグアイ、4位スペイン、5位ブラジルと続く。

 
 日本は14位に格付けされた。「コロンビア戦とセネガル戦で特大の驚きを提供してくれた。とくにセネガル戦は娯楽性に富んだグッドゲームだったのだ」と持ち上げつつ、「ポーランド戦の0-1敗北でなにがあったかについては伏せておこう」となぜか言葉を濁した。そして英単語3文字で「Very Well Behaved(とても良い振る舞い)」とも表現。これはピッチ上のハイパフォーマンスを示したのか、サポーターの清掃活動を意味したのか、それともポーランド戦終盤のパス回しを皮肉ったのか──。独特のユーモアに包まれ、真意のほどは分からない。
 
 ちなみに最後の一文は「ベルギー戦ではタカシ・イヌイ(乾貴士)をスタートから起用することをお忘れなく」と、選定委員の中に"イヌイ派"がいることを覗かせた。
 
 日本がグループリーグで戦ったライバル国は、コロンビアが10位、セネガルが15位、ポーランドは28位という結果に。ベスト16進出チームでもっとも評価が低いのはアルゼンチンの18位。韓国は22位で「ドイツ戦の歴史的勝利が2連敗を吹き飛ばした」と評され、最下位はパナマだった。
 

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