「右から襲ってくる雷雨のよう」 攻守に貢献の酒井宏樹を仏メディアと世界中のファンが絶賛!【ロシアW杯】

2018年06月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

右SBとして3試合フル出場、日本代表に貢献

グループステージ3試合で安定した活躍を見せた酒井に、海外ファンも脱帽。 (C)Getty Images

 日本のグループステージ3試合が終わった。

 得点を挙げた香川真司、大迫勇也、本田圭佑、また好パフォーマンスを披露した長友佑都や柴崎岳らと同様に、世界中のファンから称賛の声を集めている日本人プレーヤーがいる。

 それが、フランスのマルセイユでプレーする右SBの酒井宏樹だ。今回の大会はここま3試合すべてに先発出場し、90分間フルで戦い抜いた。

 元々、身体能力の高さや運動量、クロスの正確さなどが評価されていたが、マルセイユで2シーズンを過ごして安定感と頼もしさが増し、今回のワールドカップでは、不動の左SB長友佑都と対をなす右SBとして、攻守に貢献している。
 

 得点に絡んでいるわけではないが、チームを支える"縁の下の力持ち"として奮闘する酒井の姿を、フランス・メディアはしっかり見守っているようだ。

 フランスの老舗紙『L’EQUIPE』は、「日常的に我々のリーグで活躍し、ワールドカップで記録を残している外国人」の7人に、酒井を取り上げた。特にセネガル戦でのユースフ・サバリとの対戦は、リーグ・アンでプレーする選手同士のすばらしい攻防だったと称賛している。

 同じくサッカー専門紙の『france football』は、ポーランド戦の採点は10点満点の5点と厳しめの評価を下しながらも、「ロベルト・レバンドフスキが仕事ができなかったのは、日本の守備陣のせい。GKの活躍もあるが、DF陣の奮起も目を引いた」と褒めたたえた。

 現在、酒井がプレーしているマルセイユの地元紙『La Provance』は、「酒井の日本がフェアプレー精神でノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出! 猛暑の中をよくやった!」と、速報で伝えるとともに、90分を通して走り切った酒井をねぎらった。

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